すっきりした暮らしをつくる造作家具

プチガーデンを楽しむ家

「プチガーデンを楽しむ家」は2013年に1期工事、2014年に2期工事を行いました。
2013年に作ったキッチンの壁面収納を気に入って頂き、2014年にリビングにも壁面収納を設けています。

ダイニングキッチンの壁面収納

キッチンはダイニングも兼ね、いつも過ごす場所だからこそすっきりさせたいというご要望でした。
無駄にスペースを使っていた部分を無くして、ダイニングキッチンで必要な機能を全てまとめた壁面収納を設けました。

ダイニングテーブルでノートパソコンを使うことが多いということで、オーブントースターの隣がプリンターというなんとも大胆なキッチン収納になりました。(プリンター部分は前板がクローズします)

キッチン家電・プリンターもおさまるキッチン収納(1期)
キッチン家電・プリンターもおさまるキッチン収納を製作しました薄型の本棚をつくり書庫をワークスペースにしました(1期工事)

奥から電子レンジ、オーブントースター(その上にホットサンドメーカー)そして、扉が上に収納できるスペースにはプリンターが入っています。もちろんそれぞれの奥にはコンセントを設けています。
奥の見えにくいゾーンに家電スペースを設けているのですっきりしますね。
さらにトースターの下部にはホームベーカリー用のキャスター収納、プリンターの下には2種類分別できるゴミ箱用のキャスター収納があります。

中央の段にはカップ・グラス類を置く少し浅い引違扉の収納があります。
この手前に少しだけカウンターがあるのはグラスなどを一時置きするためです。
下部引き出しには食器類、深い引き出しは水筒などを入れ、上部はお皿やストック類を置けるよう計画しています

建替工事をしたあとに移設したキッチン背面収納

グレータイルのキッチン グレータイルの壁と収納たっぷりのキッチン

リビングの壁面収納

リビング収納と隣り合うソファもセレクト(2期)
リビング収納と隣り合うソファもセレクト(2期)

実は1回目のリフォームのときにも、家族の過ごし方について伺っていました。
工事を行っていないリビングや子ども部屋に関しても随時アドバイスしていました。

そのアドバイスに対して、工事が済んだ後に時間をつくられて家具配置に変えられたところ、リビングでの過ごし方がすごく快適になったとのことでした。

そこで、生活スタイルが変わったタイミングにもう少しみゆう設計室のアドバイスをもらって、リビングも個室もより快適ですっきりしたものにしたい、とご依頼がありました。
その中で提案させてもらったのが、シンプルではありますが、機能を満たしたこのリビング収納。

収納されるものはそれほど多くないので、もともと収納していたものより少しだけスペースが多くなれば良い。
飾る楽しみも味わいたいけれど、お掃除や片付けなど、あまり手をかけたくはない。
できればここでPC作業などもできたらいいな・・・。

下部は開き戸でお子さんのものを収納するリビング造作家具(2期工事)
下部は開き戸でお子さんのものを収納するリビング造作家具(2期工事)

壁面を演出することも考えていろいろ提案してみました。
その中で最後に全ての要素がぴたっとおさまるアイディアの神が降りてきてくれました(笑)

右側の中段はスライドする天板で、デスクとして使用できます。
ノートパソコンは常にそこに入っている状態で、奥にコンセントもおさめてあるのですっきりしています。

内部はA4のファイルボックスが横、縦、どちらでも置けるように計画。
お子さんの学用品や教科書なども、ひとりずつ置けるように考えています。
今回この工事を機に、ソファの買い替えをしました。
このスペースに合うコンパクトなソファを選び、ぴったりおさまるようにスペースの計画もしています。

ソファに座ると、お庭がよく見えます。
少しだけだけど、ガーデニングが好き、という暮らしの居心地良さはこのスペースにあると思っていました。

キッチン背面収納と同じ仕上げのリビング収納(2期)
キッチン背面収納と同じ仕上げのリビング収納(2期工事)

建替工事をしたあとに移設したリビング収納

庭を眺めるリラックス空間 小さな心地良い空間「ヌック」がある、庭を愉しむダイニング

学びの部屋

子ども部屋の使い方のご相談から発展した「書庫」。

お子さんの部屋の隣に設けられていた「納戸」は、もともと本棚を置いていた「書庫」だったのですが、この書庫を見直そう、ということになりました。
コンパクトで意外と居心地が良い空間なのです。

薄型の本棚(2期)
薄型の本棚をつくり書庫をワークスペースにしました(2期工事)

ここに、薄型の本棚を固定して設けました。
奥にスタンドライトがありますが、本棚は奥の壁にぴったり着いていません。

この壁にコンセントがあるから、なのですが、この窓下スペースが意外と心地良い空間なので、椅子や一人掛けソファを置いたら快適な読書空間になると思います。
また、この部屋を「学びの部屋」に。お子さんが勉強したり、本を読んだりする部屋。もちろん大人が使ってもOK。

逆にお子さんの部屋は「リラックスする部屋に」。年齢差ある二人のお子さんが共有する部屋であるため、「使い方」に合わせた部屋の使い分けをすれば個室をふたつ設ける必要はない、という判断をされました。
空間の使い方、を考えて家を考えるとすんなり答えが出てくるものも「一般解」で、子ども部屋にはベッドと収納とデスクと本棚が必要という考えを持ってしまうから。
そういうお話をしっかりして、行った工事でした。

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