新築とリノベーションどちらが良いか悩んだら

元の建物の良さを活かしたリノベーション

リノベーションした住まい
「自分たちらしい家が欲しい」と思ったとき、中古住宅をリノベーションしたいという人が増えています。

新築とリノベーションどちらがいいのかな?
と思われている方に、今までの事例を通してアドバイスします。

費用の差はどれくらい?

建物の種類、築年数、水回りや外回りの改修をするか否かで大きく変わります。
木造在来住宅の場合、屋根の改修、サッシの入れ替え、断熱・耐震改修、内部総入れ替えをすると新築住宅の総工事費より高いこともあります。

マンションリノベーションや、屋根・外壁の改修を含めない戸建て住宅の場合はそこまで多くはありませんが、中古住宅を購入してリノベーションすると安くなる、とは限りません。
リノベーションをして家づくりのコストを抑えよう、と思う場合は物件のセレクトが大事になります。

新築より費用がかかるリノベーションをなぜ選ぶのか

それではなぜ新築よりも費用がかかるリノベーションを選ばれているのでしょうか?

1)木造在来住宅築45年 フルリノベーションの場合

耐震改修も行ったこの物件は、もともと住んでいた家のリノベーションを行いました。
建物が古く、雨漏りなどの劣化もあったので新築にすることも検討しました。
それでもリノベーションを選んだのは、家に愛着があることと、古いものを大切にする思いがあるから。
リノベーションをした家で心地よく暮らせるようになったようで、とても喜ばれています。

リノベーションで耐震改修

耐震改修助成金も受けたリノベーション。古さを活かした落ち着く住まい。

2)木造在来住宅築30年 フルリノベーション(一部改装のみ)の場合

築年数の関係で耐震改修助成対象の建物ではありませんが、屋根の軽量化、必要な耐力壁の追加をしています。
この家も元々の佇まいが美しく、それを気に入られて購入した物件であったのでリノベーションしました。
もとの家のこだわりの部分を美しく残し、生活のしやすさを考えた間取り変更をしたので、とても暮らしやすい家になりました。

元の建物の良さを活かしたリノベーション

元の建物の良さを活かしたリノベーション

どちらの物件も自然素材をできるだけ使って元の家の良さを活かしています。
また、古い家の特徴として屋根や壁からの暑さ、床からの寒さが心地よさを損なう原因となります。
耐震改修も兼ねているので屋根の軽量化に合わせて屋根断熱を充実させている点などもコストはかかります。

でも、耐震改修や断熱工事は心地良く安全な暮らしのためには必要なこと。
これで安心できる家にもなりましたね。

新築住宅のメリット~木造在来住宅の場合

新築住宅のメリット
リノベーションと比較して新築工事の方が優れている点とは、

  • 今現在の構造基準に合わせた耐力の家が作れる
  • 家の部材全てが新品なので、劣化するまでの期間が長い
  • サッシや断熱材などの品質が良い
  • 一から好きな間取りを作れる

構造基準に関しては基礎の強度が明らかに差があるので、基礎の改修までするとかなり工事が大変になります。
その点今の耐震基準に合わせた住宅は構造上、安心できる家だと思います。

リノベーションの場合は新しくする建材・構造材もありますが、古い構造材、外壁なども使います。
そのため新築と比べて耐年数が低くなることがあります。
それもリノベーションの範囲によります。工事をする範囲をジャッジするのが大変なのがリノベーション。
工事中にコストアップになりやすいのはリノベーションです。

リノベーションのメリット~木造在来住宅の場合

新築住宅に比べてリノベーション工事が優れている点とは、

  • 今ある物を壊さず活かすことができる
  • 手の込んだ良い素材が使われていることがある
  • その家に対しての愛着がある
  • 長年かけて味がでてきた風合いなどを活かせる
  • 解体+新築と同じ費用をかけると上質な家ができる

一番は今ある物を活かす、ということでしょうか。
古い建物でしっかりとした構造材を使っていて、手の込んだ素材や仕上げになっていることがあります。
今同じようなものを入れると高額になることもあるので、古さを活かすメリットになります。

やはり家ひとつを解体するということはたくさんの「ゴミ」を出すので、環境負荷を考えると新築工事よりリノベーションの方が良いと感じることもあります。
施工者としては全て解体したほうが工事がしやすいようなので、その分施工費や解体費も上がるのがリノベーションなのです。

物件との出会いがすべて

新築とリノベーションどちらが良いか悩んだら、良い物件との出会い次第、と考えると良いと思います。

おそらく新築にするか中古住宅を買うかという選択の前に「住みたい地域・場所」と「予算」があると思います。
地域と予算の条件が合い、かつ自分たちの暮らしにフィットする物件と出会うこと。
その時に新築とリノベーションどちらも候補にすると、条件の門戸が広くなるので良い物件と出会うチャンスも増えるでしょう。

そのためにも、自分たちはどのような暮らしをしたいか、事前に考えておいてください。
良い物件と出会えた時に、その答えが出てくると思います。

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