居心地の良い家をつくる

居心地の良い家
「居心地の良い家」は心落ち着く時間をつくり、日々の暮らしに活力を生みます。
広さ・収納量・機能など以上に「居心地の良い場所づくり」を意識して家づくりをすることが大事なのです。
逆に「居心地の良さ」を基準にすると、広さ、収納量、それに合わせた機能も決まってきます。
その空間での居心地の良さを優先して決めると、それぞれの空間で居場所を感じる家になります。

居心地の良い空間をつくるための6つのポイント

  • スケール感から感じる心地良さ
  • 収納と片付けやすさから感じる心地良さ
  • 色と素材から感じる心地良さ
  • お気に入りなものを取り入れること
  • シーン、動線、光や風の入り方を配慮すること
  • 他の人との距離感

スケール感から感じる心地良さ

天井の高いリビング空間とヌック
心地良い空間のイメージは「天井が高い」「広い空間」「大きい開口の窓」といわれることが多いです。
しかし、スケール感が大きすぎても落ち着かないこともあります。

大事なのは「ヒューマンスケール」と「バランス」。
その空間に合った広さや、窓の高さ・大きさがあるのです。

居心地の良いこじんまりとした空間をスコットランドでは「ヌック」と言います。
ライフスタイルに深みがあるから生まれる小さなスペースだそうです。囲まれて守られた空間も心地よいものです。

片付けやすい収納による心地良さ

すぐ手に届くところにあるダイニング収納
すっきりと片付いた部屋は心地良いですよね。

片付けやすい収納とは、使う場所ですぐ片付けられる収納があること。

リビングダイニングを広くしたいために収納を設けないケースもよくありますが、よく過ごす場所こそ収納が必要です。
手に届くところに必要なものが収納してあり、使ったらすぐに片づけられる収納スペース。

そしてすっきりと片付いていると「飾る物」も引き立ってきます。
お気に入りのものを飾るにもすっきりと片付く収納が必要ですね。

色と素材から感じる心地良さ

壁と扉をペイント
漆喰の壁、畳や無垢のフローリングの床のように本物の素材を使うととても家が心地よくなります。
「本物の素材」と言わなければならないくらい、印刷して作られた素材がほとんどなのです。

予算との兼ね合いもありますが、自然素材を適切に使うととても心地よい空間がうまれます。
素材もバランスが重要。
自然素材の使いすぎは逆に野暮ったく見えることもあります。

色や柄も上手に取り入れると、その空間のお気に入り度が増します。
色の効果をつかってリラックス空間を作ることも可能です。

お気に入りなものを取り入れること

トイレにお気に入りのシャンデリア
家にお気に入りのものがあるとそれだけで嬉しい気持ちになりますね。
家に使う照明器具やキッチンツール、カーテンなども「お気に入り!」と感じるものを取り入れると日々の暮らしの満足度が高まります。

料理や洗濯、掃除などの「家事のための道具」も、とりあえず使えるものではなくお気に入りのものを購入することで、無駄買いや余分なストックが減ります。

断捨離をする前に、購入するものを厳選すると「捨てる」エネルギーを使わなくてよくなりますよ。

シーン、動線、光や風の入り方を配慮すること

ガラスから透ける室内
光が入る明るい家、風が流れる心地よい家。
室内を心地よいものにするには、自然の恩恵を受ける家をつくります。

また、どんなに上手に光や風を取り入れても、そのスペースが「動線上」にあると居心地の良さを感じません。
動線と、その動きから見えるシーンから少し外すことで「居心地の良いゾーン」が作れます。

また、先に進みたくなるような見え方。
少しだけ見えるようにする演出など。
実は居心地の良さには、この「シーン」がとても重要なのです。

他の人との距離感

家族との距離感
子どもの幼児期は親子がお互いしっかり見える間取りが好まれます。
その時期は、子どもの居場所とお母さんが家事をする場所のそれぞれの心地よさが必要です。

子どもが大きくなると、今度は子どもの様子が見えにくくなります。
そういう時は近くにいて様子を伺いながらも、子どもが自分の居場所を感じる空間をつくると良いと思います。

これは夫婦二人の関係、親子二人の関係も同じ。
向き合い過ぎるとケンカになることもあります。

いつも同じ空間に一緒にいるから安心するのではなく、ほど良くお互いの存在を感じ、尊重しあう空間は、居心地の良い空間になります。