失敗しない家づくり〜家を建てる流れと事前準備

家づくり準備レシピ

快適で暮らしやすい家に住みたいけれど、家づくりにはお金も時間も体力も必要。大きなお買い物なので、簡単に決断ができないし、失敗したくないですよね。

それでは、家づくりに失敗しないためには、どのような準備をしておけば良いのでしょうか。

みゆう
みゆう

女性一級建築士みゆうです。みゆう設計室はお客さまと対話を重ねて満足度の高い家づくりをしていますが、住まいの悩み相談で「家づくりに失敗した!」という話もたくさん聞いてきました。ここでは家づくりの悩みや満足度の高い家づくり実例から、失敗しない家づくりについて紹介します。

1.家づくりの基本を学ぼう~家づくり用語は難しい!?

家づくりの基本

家づくりには専門的な用語がたくさんあります。建築基準法などの法律で定められた言葉もありますし、建築業界で一般的に使われる言葉もあります。また「リノベーション」という言葉のように、使う人によって意味が若干異なる言葉もあります。

自分たちが作りたい家を業者さんに説明するときに食い違いがおきないように、言葉だけではなく、その言葉の意味も知っておいた方が良いでしょう。いえづくりレシピでは用語の説明ではなく、その言葉の意味合いや家づくりに活かす方法などを集めてご紹介します。

家事室とは

家事室とは?家事室とはどんな部屋?家事ラク間取りの家をつくる工夫

ヌックとは

ヌック~心地良く小さな居場所ヌック~心地良く小さな居場所!自分時間を大切にできる空間を作ろう

注文住宅とは

注文住宅とは?注文住宅とは?オリジナルの家を建てるには

2.家づくり準備期間~新築?リフォーム?家づくりの方向性を決める

家づくり準備期間

家づくりを始める時期、タイミング

家づくりをはじめよう!と思ったきっかけは何でしたか?

家づくりのきっかけ(例)
  • 家づくり資金の目途が立った時
  • 子どもの誕生・就学などのタイミング
  • 土地、分譲住宅、中古住宅など物件との出会い

などが、家づくりをはじめるきっかけとして多いものです。

お友だちファミリーが家を持ち始める時期、というのも家づくりを考えるきっかけかもしれません。でも、そこは焦らずに。

あなたたちの家族にとって、家を建てるタイミングはいつが適しているでしょうか。夫婦の年齢だけでなく、子どもや両親など家族皆の年齢も含め、5年後、10年後、15年後の状況をイメージしながら家を建てるタイミングを考えることをオススメしています。

子育てファミリーが家を建てるタイミング

子どもの年齢と家づくりを始める時期子供の年齢から家づくりに適した時期。そのタイミングとメリット・デメリット

新築、リフォーム?どんな家づくりをしたい?

新築、リフォームあなたに合う家づくり

「家づくり」といっても、新築、今の家のリフォーム、中古住宅を購入してのリフォームという色んな方法があります。最近は「自分たちらしい家が欲しい」からこそ中古住宅を購入してリフォームする人が増えていますね。

新築住宅の場合は建物が新しく、構造強度や断熱などの性能が良いのが最大のメリット。リフォームの場合は建物は古いけれど、構造強度や断熱なども増やして、素材にコストをかけたり、古い家の良さを活かしたりできるのがメリットです。

最終的には自分たちに合う暮らしを予算内でつくるという点が大事だと思います。

新築とリフォームどちらが良いか悩んだら

新築とリフォームの比較新築とリフォームの違いを比較!どちらが良い?実例から選ぶポイントを紹介

新築するなら土地探し!リフォームするなら中古住宅物件探しスタート!

物件、土地探し

ここに住みたいという土地があること(家を建てるとき)。ここに住みたいと感じる家があること(中古物件を買うとき)。

それが満足できる家づくりの第一歩です。

ただ、コストと広さと環境と全て納得のいく土地を探すのはかなり大変。全く予定していたエリアと離れていても、条件がとても良い土地があるかもしれません。その間に良い中古物件をみつけたのであればリフォームを選ぶという選択肢もあって良いと思います。

物件との縁はいつ訪れるか分かりません。そのため、将来的に家づくりをしたい人も、いまから家づくりをしたい人も、どんな家でどんな暮らしがしたいのか、そしてそこにどれだけ費用をかけられるのか、というイメージを整理することが大事です。

子そだてファミリーの土地探し

子育てしやすい環境の土地を選ぶ土地探しと選び方のポイント。子育てしやすい環境とは?

家づくりの進め方を知ろう!

家づくりのすすめかた
家のイメージをつくる

まずは自分自身でどのような家を作りたいか考えて要望を集めてみましょう。そのような家をつくるための費用、新築にしたいのか、リフォーム・リノベーションにしたいのか、という希望も含めて考えを整理していきます。

資金計画

自分たちの家づくりにどれくらい費用がかけられるのか、銀行やファイナンシャルプランナーに相談してみましょう。

土地探し、土地決定
住宅会社を決める

ハウスメーカー、工務店、設計事務所など家づくりのパートナーを決めます。

基本設計(間取り、仕上げ等を決める)
実施設計(詳細図、設備や詳細仕上げを決める)

ハウスメーカーなど詳細図を作成しない会社もあります。その場合は間取りが決まるとすぐ内外装の仕上げ、設備、コンセントやスイッチの位置なども一気に決めています。設計期間が短い住宅会社は、内容を決める期間も短いと認識しておきましょう。

工事費が決まる

設計と施工(工事)をすべて行う住宅会社では図面ができたら最終的な工事見積が出ます。設計と施工が別の場合(設計事務所など)は図面がすべてできた段階で数社に工事見積を出してコストに合う工務店を選びます。

確認申請を行い、確認済証発行後着工
工事スタート(地鎮祭、上棟)
完成、引き渡し

契約や費用のかかりかた、支払いのタイミングは会社によります。みゆう設計室の場合は設計事務所なので、土地が決定した時点で設計提案をし、気に入っていただいた場合設計のみの契約を行い、設計が終わってから工事をする業者選びをします。

工務店や設計事務所との家づくりをする場合はつなぎ融資なども必要なことが多いので、ローンの組み方によっても住宅会社選びが変わります。

まずは興味をもった会社に対して、家づくりの進め方・期間と、費用のかかり方について問合せしてみましょう。

みゆう設計室について

家を建てる会社を決めるには?

家を建てる会社を決める

土地優先で家を建てる会社が決まっている方も多いと思います。それは、それでOK。ただし、その会社に決めた時に、自分たちの思う家づくりをしてもらえるかどうかが大事です。

契約を急がせたり、きちんと話を聞いてもらえなかったりする会社は避けたほうが良いと思います。営業さんとは気が合うけれど、設計担当が要望をうまく反映させてくれないという相談者さんも多いです。もちろん逆もあります。うまくコミュニケーションがはかれず、住宅メーカーさんの言うがままに家を建てて後悔している人もいます。

家を建てる会社を決めるには、この人に家づくりを任せても大丈夫、と自信を持って言える人、会社に頼むことが一番大事なのではないでしょうか。

住宅会社・設計者の選び方

失敗しない住宅会社の選び方失敗しない!住宅会社・設計者の選び方

契約した住宅会社、設計担当とうまくいかないときには

住宅会社選びは家づくりの満足度に大きく影響します。しかし、土地・環境と価格の条件から、家を建てる住宅会社が限定されることもあります。

その会社が建てる家は気に入っていても、設計の提案に納得がいかない、きちんとヒアリングしてくれないので不安になるという人は意外と多いようです。契約した住宅会社と契約解除するまではいかないけれども、このまま家づくりを進めるのは不安、という方のために「間取り相談」「いえづくりのセカンドオピニオン」を行っています。

納得のいく間取りに至り、自分たちの家づくりの方向性が定められたので安心できた、という方も多いです。困ったときにはぜひ「みゆう間取り相談室」をご利用ください。

みゆう間取り相談室とは

3.家づくりを失敗しないための「イメージづくり」

家のイメージ集め

家づくりに失敗しない、ということは「家づくりに満足する」ということです。

みゆう設計室で住宅設計をしたお客さまからはとても暮らしやすく、家事もしやすくなったと言われます。それは設計期間に丁寧にヒアリングを重ね、「このような家をつくりたい」というイメージを少しずつ引き出すからです。

家づくりで失敗したくないのであれば「どんな家を作りたいのか」という考えをしっかり持ちましょう。さらに思い込みすぎないように客観的な視点を持つことも大事です。

具体的な土地や住宅会社を決める前にしっかり要望をまとめておくと、土地選びや資金計画にも役立ちます。

スマホを使って家づくり情報を集める

スマホを使って家づくり情報を集める

「どんな家をつくりたいのか」と言われても、最初はどんな家が良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。

まず最初は「このような暮らしがしたい」と感じるもの、好みの家。自分たちにとって好きだなと感じる情報を大まかに集めると良いでしょう。最初はイメージからでOKです。

知識として家づくり情報を集めるよりも、お気に入りのカフェのような好きな場所に訪れて、なぜそのカフェが好きなのか考えるほうが効果的です。

まずはスマホを使って「どんな家をつくりたいか」という思いを集めてみましょう。

Pinterestを使って住まいの情報収集をしよう

家づくりの不安解消!情報収集で混乱しないために

家づくりに失敗しない!住まいの要望リストのまとめ方家づくりに失敗しない!住まいの要望リストのまとめ方

今住んでいる家と今の暮らしを振り返る

今の家をリフォームする場合は良いのですが、新しく家を建てる、購入した中古住宅をリフォームする、という場合は「新しい家のイメージ」ばかりを追ってしまい、今住んでいる家のことを見過ごすことがあります。

まず、考えてもらいたいのは「今の家の好きなところ」

不満な点はすぐに言える人も多いのですが、大事なのは好きなところです。例えば「風通しが良い」「日当たりが良い」など。今の家よりも劣る部分があると、新しい家の満足度が下がるからです。

うまく片付かない、すっきりしない、という場所はその様子を写真に撮っておくと良いでしょう。片付かないものを収納する場所を作れば、片付く家を作れるのです。

家づくりで失敗しないために、まず最初にやるべきこと

個性的な家のつくりかた個性的な家の作り方~自分らしい暮らしの特徴を掴む

家族の意見を集める

夫婦で家を建てる意見が合わない

家づくりで夫婦、家族の意見が合わないことは良くあります。みゆう設計室の場合は夫婦、家族のそれぞれの要望を箇条書きにしてもらいます。家族の意見をまとめてもらわず、夫婦それぞれの意見、また、お子さんや同居のご両親の意見などもそれぞれメールでもらうことがあります。

意見をまとめるのではなく、まずはそれぞれの要望を写真や文字にして集める。

そうすることで、他の家族はどのように家づくりのことを考えているのか見えてきます。

夫婦で家づくりの意見が合わないときには

夫婦の対話といえづくり夫婦で家づくりについて決めるのは簡単ではない

客観的な目を持って要望をまとめる

好きな家の情報が集まってきたら、情報をカテゴリー分けして「なぜそれが好きなのか」を掘り下げてみましょう。大事なのは客観的な目を持って要望をまとめることです。

みゆう設計室では次のようなヒアリングを行って「こんな家にしたい!」という思いを整理していきます。

みゆう設計室の家づくりのヒアリング
  • 暮らし方、家事の仕方、どんな空間が心地よいか、丁寧にヒアリングする。
  • 「なんとなく」を無視せず、感覚に正直になってもらう。
  • 思い込みをそぎ落とし、思い入れを活かす。
  • 住まいの要望の「理由」を聞き取り、認識の違いを起こさない
  • 家族みんなの意見をメールと対話を重ねて整理する。

実は家づくりを客観視するということはとても難しく、自分ではできないことも多いと思います。住宅メーカーや設計者さんによっては、要望通りには設計できても、丁寧なヒアリングや客観的なアドバイスを出してくれるとは限らないので、みゆう設計室が行っている「いえづくりのセカンドオピニオン」も重宝されています。

いえづくりのセカンドオピニオンとは

4.家づくり設計期間~間取りや設備で失敗しないコツ

住宅会社が決まると設計がスタートします。家づくりの中で一番楽しい時期のはずなのですが、なかなか決められなくて苦痛だと感じる人もいるようです。

ここでは間取りや設備、建材選びで失敗しないコツを紹介します。

住宅設備、建材の選び方

住宅設備機器の選び方

設計事務所など自由な設計ができる場合は、建築主の暮らし方とご予算に合わせて設備や建材を全て自由に選ぶことができます。住宅メーカーや工務店の場合、住宅設備、建材の選べる範囲が決まっていることが多いです。

みゆう設計室の建材(壁、床、ドア、屋根などの仕様)の選び方
  • 好みのテイスト、素材、色合いを優先に
  • 自然素材をできるだけ選ぶが、暮らし方に合わない場合は選ばない
  • 汚れや傷などに建築主がどれくらい抵抗があるか
  • メンテナンスすることに抵抗はないか
  • あまり複雑にしない(できるだけシンプルに)
みゆう設計室の住宅設備の選び方
  • まずは好みのテイスト、素材、色合いのものを選ぶ
  • 掃除や片付けの手間がかからないものを選ぶ(シンプル大事!)
  • 便利な機能を欲張らず、使いこなせる機能のものを選ぶ
  • 周辺の家事のしやすさ、収納のしやすさを合わせて考える

住宅設備や建材を選ぶときは、なぜそれを選ぶのか、理由に納得していると家が完成してから後悔しません。キッチンなどショールームなどで説明されて便利!と喜ぶ方も多いですが、その機能が本当に必要なのか、掃除に手間がかからないか見ることも大事です。自分が選んだ根拠を一息入れてもう一度考えてみましょう。

みゆう
みゆう

スイッチコンセントの位置や外壁、クロスの選び方がわからないという方も多く見られます。みゆう間取り相談室の「いえづくりのセカンドオピニオン」では、間取り相談だけでなく、建材や設備のセレクトアドバイスも行っています。

間取り迷子になってしまったら

間取り迷子になったら

間取りって専門家に任せていたら自分たちの希望通りにできるものだと思っていた。そんなふうに間取りにもやもやしてしまう間取り迷子がたくさんいます。

みゆう設計室では2018年から「間取り相談」という業務を始めました。相談者さんの間取りの悩みはおよそ5つに分類できます。

間取り迷子たちの悩み
  • そもそも良い間取りが何なのかわからない
  • この間取りで家事が楽になるのか分からない
  • 何度変えても間取りが良くならない
  • 間取りを決める期日が迫っていて焦るが妥協できない
  • 要望通りなのだけど、間取りに自信がなくてもやもやする

間取りに対するもやもやが何かが分かったら、設計者に相談してみましょう。設計者は要望通りに家を設計しようと頑張っていることが多いのですが、なぜ迷っているのかあなた自身も設計者も共に分かっていないことがあります。

みゆう
みゆう

設計者から欲しい回答が求められないときは、第三者のアドバイスが必要なこともあります。本当に困ったときには「みゆう間取り相談室」にお問い合わせください。「みゆう間取り相談室」では、間取りの悩みの本質をヒアリングリストの回答とオンライン相談で引き出します

みゆう間取り相談室とは

5.家づくり こだわりポイント事例紹介

家づくりのこだわりポイント

「片付けやすい暮らしがしたい」「家族の様子も見られる自分だけのリラックススペースが欲しい」「ファミリーデスクが欲しい」などという家づくりのこだわりポイントの実例を紹介します。

こだわり家づくり実例

キッチンワゴン実例

キッチンワゴンの活用アイディア!IKEAワゴンや調味料ワゴンで作業も収納も楽になるキッチンワゴンの活用アイディア!IKEAワゴンや調味料ワゴンで作業も収納も楽になる

アイランド型洗濯機置き場実例

洗濯も片付けも楽になる、アイランド型洗面所洗濯も片付けも楽になる、作業ができる「アイランド型洗面所」

ルンバ基地収納実例

ルンバ置き場収納の作り方ルンバ基地、ホームベース置き場を収納内に!家事ラク家電ルンバに適した家づくり

まとめ

失敗しない!家づくり。家を建てる準備段階のお話し、いかがでしたか?

家づくりは失敗したくない、と思いがちですが、ネガティブな考え方よりも楽しく満足のいく家づくりをしてほしいなと思います。なんとなく不安、不満に感じたときは危険信号。早いうちに手を打てば、納得の行く家づくりができますよ!

失敗しない家づくりのはじめかた
  • 自分たちの暮らしとしっかり向き合ってみよう
  • こだわりは大事。でも客観的な目でこだわりの重要度を見極めよう
  • 迷った時に安心できるアドバイスをもらえるパートナーを選ぼう
  • やっぱり家づくりは楽しい!
みゆう
みゆう

ここに書いていることは「失敗しない家づくり」をするひとつの方法。本当に家づくりに困ったときにはみゆう設計室で「家づくりのセカンドオピニオン」という業務も行っています。そのときはお声掛けくださいね。

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