いえづくりのヒアリング
家事・育児負担を減らした家を設計するためには「自分の家事・育児のスタイルを知る」必要があります。
しかし、暮らしを自分たちでで把握して整理するのは意外と難しい、分からないと言われる人が多いです。
みゆう設計室では面談やメールでヒアリングを重ねて、あなたの家族にとって片付けやすい家、家事がしやすい家、子育てにも安心できる家を一緒に考えます。
ヒアリングのコツ
1.対話を大切にする
実際にお話しして暮らしのイメージを共有します。
うまく片付かなくて困っている場所などを見せてもらい、そのお困りごとを解決する家を設計します。
ある程度イメージを共有できた後は、思いついたときにメールで要望を追加してもらっています。家族それぞれからメールを送ってもらうこともあります。
2.暮らしへの思いを整理する
暮らしのイメージをつくるのは楽しいことですが、整理するために労力が必要です。家事の仕方や、住まいの悩み、家の好きな点や家族で過ごす時間などについてヒアリングして、整理したご要望を元にご提案をします。
3.あなたの家族にとって暮らしやすい家を考える
家づくりの常識や一般的な流れを押し付けることはしません。あなたの家族の日常を反映させた家を設計します。分からないことがある方に対しても、一緒にひとつひとつ解決していきます。
4.女性・主婦・母ならではのヒアリング
私自身が育児、家事と仕事を両立させるために悩んできた経験を全て活かして、同じように悩む子育て中のパパ・ママに寄り添ったヒアリングをします。
お子さんへの向き合い方、家事をする時間帯、ストック品の量など日々の暮らしについてお話を伺います。
具体的にヒアリングする内容
みゆう設計室ではヒアリングをとても大事にしていますが、具体的にどのような内容を聞いているか少しご紹介します。
- 「どこ?」洗濯物を干す場所、畳む場所、片付ける場所。
- 「いつ?」洗濯物を洗う、干す、片付けるのはどの時間帯?
- 「だれ?」洗濯物を洗う人、干す人、片付ける人、消耗品を購入するのは誰?
- 「何を使って?」洗剤の種類、洗濯物を干す道具(ハンガー、物干し竿)、衣類乾燥機、浴室乾燥機
全てを一度にに聞くわけではありませんが、洗剤の種類によっては洗剤を置く場所のスペースが変わりますし、時間帯によって衣類の乾き具合も変わります。
また、家事をする人に合わせた家にするために、誰がするか、というのも大事なポイントです。家族で家事分担をしていますか?という質問もしていますが、家族の関わり方や役割がその回答でよく分かります。
ヒアリングをすると、どのような暮らしがしたいか分かるようになる
一般的な家づくりの要望は、建物の延床面積、部屋の広さ、部屋の数などから入ると思いますが、暮らし方に合わせたヒアリングをするともっと部屋が広い方が良いケースもありますし、面積を抑えたいときに減らせる部屋も分かります。
今リビングにうまく片付かなくて困っているものは目に見えるので、すっきり片付けたいという要望に答えるためにはその「片付かなくて困っているもの」を収納する場所が近くに必要になります。
具体的に持っているもの、よく使う物、置き場所に困っている物についてヒアリングをすると、次第にどのような家に住みたいのか、建築主自身も具体的に見えてくるようになります。
対話を重ねることで、どのようなインテリアが好みなのか、どのような使い勝手が良いのか、少しずつ自分でも理解できるようになるので、家づくりが楽しくなりますよ!