小さいお子さんを子育て中の共働き家庭の家のマンションリノベーション。コロナ禍になり、帰宅して室内にコートなどを持ち込まず、消毒などをしてから室内に入れる家にしたい。自分たちの家事のスタイルに合わせて、家事の時短を徹底させた間取りにしたい、というご要望にこたえた家を設計しました。
奥様が子どもの時に本棚に登れたのが楽しかった記憶があり、これからの親子の暮らしの中でお子さんも同じように楽しんでもらえたらいいなという思いから、登れる本棚をリビングに設けました。
設計の特徴
1.子どもが過ごしやすい場所と登れる本棚
キッチン横、リビングの一角にお子さんがおもちゃで遊んだり絵本を読んだりできるスペースを作りました。そこに壁にしっかり固定して、棚も固定して強度を確保した登れる本棚を設けました。
最下段にはルンバも設置できるよう、コンセントを設けています。
2.片付け動線を明確にしました
帰宅動線、洗濯動線を良くしたいということで、玄関正面にコートやバッグ類を収納できる玄関収納、洗面所正面にファミリークローゼットを設けました。
どこに何を収納するかヒアリングして、無駄な動きをしなくても良い片付け動線の間取りにしました。
3.効率良く料理できるキッチン背面収納
ホットクックやオーブンレンジなど、家電を活用して時短料理をされているということで、家電を並べて作業もできるキッチン背面収納を設置しました。
冷蔵庫スペース横にはオーブンレンジ、下部にはゴミ箱を収納できる家具を設けています。シンプルな背面収納ですが、キッチンとの間を程良い奥行にしたので、料理が捗ると喜ばれています。
お客さまの声
新しい家はビックリするくらい便利です。よく新築の広告がポストに入っているのを見るのですが、「家事動線が良い!」とうたっている家でもうちより良いところはないな…と夫婦で満足感に浸っていました。
洗面所の目の前がウォークインなので移動距離も少ないですし、全体的に作業時間が短いです。えっもう終わり?とあっけないくらい洗濯に裂く時間が短いです。食洗機から背後の食器棚に片付けるのもとても楽です。食洗機から食器棚までの距離にこだわって一歩を削るために食器棚の奥行きを決めたのがよかったと思います。
友達や親戚に家を見せると本棚が好評です。籠の出し入れはこどもでも問題なくできてます。ほとんどのもが定位置が決まっていて床の上に置きっぱなしということがないので、玩具だけ片付ければ出掛ける前にルンバをセットして帰ればきれいにしてくれています。ルンバを活用できるのは収納がうまくいってるからだと思います。
みゆう設計室さんは家事育児しやすい家について具体的に提案してくださったことだけでなく、家事育児のやり方を当然のように夫婦二人に聞いてくださったことがとても嬉しかったです。(奥様)
設計概要
所在地 | 大阪府高槻市 |
工事種別 | RC集合住宅 リノベーション |
工事範囲 | LDK、廊下、玄関収納、ファミリークローゼット、和室 |
設計・監理期間 | 2020.7~2020.9 |
施工 | 株式会社フォーム |
造作家具 | 栗原木工株式会社 |
家事の仕方、片付けの仕方など持ち物や使用方法なども含めてお話しすることでとても家事がしやすい家になりました。マンションでも家事のしやすい間取りと収納空間を作ることは可能ですね!暮らし始めてから「わが家が一番家事がしやすい!」とご夫婦で喜んでくださっていることがとても嬉しいです。