「ていねいに暮らすを、たたみから。」
というコンセプトで営まれている前田畳製作所さんの西宮店リフォーム工事を行いました。
前田畳製作所さんは、畳への思いが熱く、深く、畳屋さんがもっと「住み手」に近づいて寄り添って畳の魅力を伝えていきたいと思っていらっしゃいます。
そんな前田畳製作所西宮店のショールーム的な空間。奥では畳職人さんがいつも畳を作られています。
畳を使う人が、畳を作る人とつながる空間。そのような思いを具現化した空間が生まれました。
前田畳製作所 http://www.maeda-tatami.com/
設計の特徴
作る人と使う人が近い空間
畳の間と畳工房の間は視覚的には見え、工房で作業をしたときのホコリが畳の間には入れたくない。
そのご要望をデザインし、格子状の壁をつくりました。背板が入っている面、装飾ガラスが入っている面、畳をはめ込んでいる面など。風を通すときはガラス戸を閉めればOKです。
畳が主役になる空間
国産い草の畳を楽しむ空間をつくるために、畳の枚数などから広さを決めました。畳空間に活きるように壁は漆喰、プリーツスクリーンなどを使用。一面はアクセントの色の壁にしています。
左側にはロフトのような空間を作り、上ってお子さんが遊べるようにしてあります。
関心を持ってもらえる空間を作る
スタッフやこの場に関心のある人と共にセルフペイントを行い、空間づくりに関わってもらい、愛着を持って頂きました。
設計概要
所在地 | 西宮市 |
設計・監理期間 | 2014.10~2014.12 |
建物種別 | 展示場(ショールーム)・事務所・加工場 |
施工 | 株式会社 匠建築工房 |
畳 | 株式会社 前田畳製作所 |
塗装サポート | カラーワークス神戸 |