2012年6月、一級建築士事務所みゆう設計室の事務所移転に伴い、新事務所の内装工事を行いました。
女性らしく、優しく落ち着く雰囲気の空間を目指しました。
事務所としての機能以上に、仕事の効率やリラックスできることを重視した空間デザインとしています。
またいろんな樹種の扉のワークデスク収納を設けたので、家具のショールームとして見学もして頂けます。気軽にお立ち寄りください。
設計の特徴
低めのテーブルと収納ベンチ
打合せテーブルとスツールは鉄の脚を使ったオリジナルデザインです。
収納力のあるベンチとスツールは40センチの座面、テーブルは65センチという低めのデザインにしています。
濃い紫色の壁にペイント
ファローアンドボールのPELTという濃い紫色の塗料をクロスの上にペイントしています。セルフペイントワークショップとしていろんな方に協力して頂きました。ファローアンドボールの壁紙を1面に貼ったので、濃い紫の色がやさしい雰囲気に変わります。
造作家具のデスク収納
事務所作業のメインとなるデスクは扉の面材にいろんな樹種を使い、サンプルとしての機能も持たせました。賃貸物件なので壁や床に打ち付けずに、積み上げる形で家具を設置しています。
無垢のフローリングを使用
床はアンティーク加工したパイン無垢のフローリングを使用しています。賃貸物件なので床に直に打ち付けるのではなく、下地シートを使ってフローリングを張ってもらいました。
上品な窓演出
濃い色の壁をやわらかく見せるのがファブリックコーディネート。特にカーテンは透明ガラスで屋外から丸見えになる窓なので、ウェーブロンの屋外から見えないレースとクリエイションバウマンの刺繍のレースを重ねて一体縫製にしました。窓枠の枠内におさめているので、大柄な刺繍レースですがとてもすっきり見せています。
タイルシンクのカバー
古さが際立つステンレスシンクはタイルシンクのカバーを設置しました。
設計概要
所在地 | 神戸市 |
設計・監理期間 | 2012.05~2012.06 |
建物種別 | 事務所 |
施工 | Wood Work AMA |
造作家具 | 栗原木工株式会社 |
塗装・壁紙 | カラーワークス神戸 |
カーテン | ギャラリーヒロタ |
テーブル・スツール | aizara |
写真撮影 | アサンテ・フォト |