中古住宅を購入し、リノベーションしたお住まい。キッチン以外の間取りは大きく変えず、元の間取りを活かして造作家具などを設けて暮らしやすい住まいにリノベーションしています。
設計の特徴
1.収納力のある、家族で料理ができるキッチン
キッチン本体はクリナップのキッチンを使用。BOSCH(ボッシュ)の食洗機を組み込みました。
キッチンの背面にはオーブンレンジや炊飯器、食器類も収納できる造作家具を、キッチンの壁を挟んだ隣にはダイニング収納を兼ねた作業台を設けました。
家族が広々としたキッチンで、一緒に料理を楽しめるように工夫しています。
2.可動棚でたっぷり収納できるパントリーを設置
キッチンの奥にたっぷり可動棚のあるパントリーを設けました。
食品ストックやお鍋類などをたくさん収納することが可能です。ダイニング側からは見えにくいのも特徴。
来客時にはロールスクリーンを下げてパントリーの内部が隠せるようにしてあります。
3.リビングダイニングを広く一体に
リノベーション前はキッチンとリビングダイニングが分かれている間取りでしたが、それぞれに設ける造作家具の色合いやデザインを統一して、広く一体に使えるLDKに変えました。
4.窓際のデスク兼収納
子ども室の1室にはシンプルなデザインのデスク兼収納を設けました。もともとカウンター下部収納があったのですが、扉タイプで収納しにくかったため、カウンターを活かして下部収納を作り替えました。
収納自体はシンプルなデザインですが、クラシックな取手を使い、好みのインテリア小物などと合わせやすいものにしています。
設計概要
所在地 | 大阪府豊中市 |
工事種別 | 木造住宅 2階建 リノベーション |
工事範囲 | LDK、洗面・浴室、トイレ、玄関、各個室 |
設計・監理期間 | 2019.03~2019.08 |
施工 | 株式会社 匠建築工房 |
造作家具 | 栗原木工株式会社 |
キッチンメーカーのキッチンに海外製の食洗機を初めて納めました。工夫は必要ですがメーカーのキッチンを使いやすくする方法はたくさんあるなということを気づかされました。