回遊できて、可変性のある間取りをご提案した新築住宅「家族が集う家」。
お子さまの成長と家族にとっての住まいのありかたをしっかり考えていた建築主なので、自由度が高く、自然に家族が同じ空間を楽しめるような計画にしました。柱は高知の100年桧、梁や床板材は杉を使用。内壁は黄土入りの土佐漆喰を塗る、自然素材の家です。
瓦・断熱材・杉天井板の効果で夏も暑くなりにくく、風通りの良い計画でとても涼しい家になりました。暖房設備に土壌蓄熱、サーマスラブを採用しています。
「家族が集う家」の設計の特徴
キッチンから洗面所への家事動線
キッチンは、勝手口のあるパントリー、奥には洗面所と繋がる動線にしています。勝手口のあるパントリーには靴や土のついた野菜を洗えるマルチシンクを設置し、ゴミ箱の設置も可能。リラックススペースから見えにくいゾーンでとても良い家事動線の家になっています。
広く使えるリビングダイニング
庭に面したリビングダイニングは広い空間にし、一部を間仕切りできるようにしています。キッチンは丸見えにならない位置に設け、ダイニングと隣り合うので孤立することもありません。
個室をつなぐサブリビング
個室がコンパクトになったので、家族が自由に使えるサブリビング的な空間を2階南面に設けました。家族皆が使えるデスクやロフト階段を兼ねた本棚。室内干しなどもしやすい空間です。
設計概要
所在地 | 神戸市 |
工事種別 | 新築 木造住宅 2階建 |
延床面積/建築面積 | 151.90㎡(45.9坪)/84.24㎡(25.5坪) |
設計・監理期間 | 2009.1~2010.7 |
施工 | 株式会社 匠建築工房 |
カーテン | ギャラリーヒロタ |
暖房設備 | サーマエンジニアリング株式会社 |
写真撮影 | 高橋健吾 |