「シンプルなキッチン収納」の家は新築マンションのキッチンにジャストフィットの背面収納を設けました。
スペースが限られているからこそ、収納する物をきちんと決めた造作家具が活きます。
見た目以上に収納力のある収納
見た目にはとてもシンプルなキッチンですが、収納する物のサイズと入れる場所も明確にして寸法を決めています。
建築主が計画中にキッチンに収納していたものを実際に並べてサイズを確認しました。
そのスペースに収納する物の優先順位、片付け方を考えた収納をつくっています。
4段引き出し
炊飯器スペース
いえづくりレシピをプレゼント!
ジャストフィットの魅力
L字型のキッチンの背面スペースですが、電子レンジを置くのにぎりぎり(いや、少し足りないくらい・・・)の奥行。
ここに何を置き、どのように使える収納にするか。
とてもシンプルな家具なのですが、かなり考えて作っています。
炊飯器用のスペースもコンセントがじゃまにならないように背面上部にコンセントプレートを設けています。
電子レンジのコンセントもこの扉内におさまるようになっています。
キッチンの収納ともぶつからないよう、掘り込み引手にしてすっきりしたデザインにしています。
出来る限りたっぷり入る収納にしてあり、無駄はまったくありません。
大きく作っているけれど、デザインの効果で広く見える。
それが造り付け家具の魅力だなと思います。
冷蔵庫スペースも無駄なく利用
冷蔵庫スペースの幅が広めで、使用される冷蔵庫に対してスペースが余るため、ちょうどよいサイズで冷蔵庫がおさまる幅まで収納を設けました。
冷蔵庫置場の上も吊戸棚を設けています。
いえづくりレシピをプレゼント!
暮らしから生まれるデザインへの愛着
何度も何度も考えに考えて設計していただいたので、私にとってはどの家具よりも思い入れがある大事な家具となりました。
そのように言って頂いたキッチン背面収納。
暮らしから生まれるデザインは、愛着のあるもの、になります。