プチガーデンを楽しむ家

プチガーデンを楽しむ家

リビングから小さなお庭が見える旗竿地のお住まい。手入れが大変ではない範囲でガーデニングを楽しみたい、というご希望で玄関アプローチに小さな庭をつくり、その庭を活かす門扉デザインを行いました。

2013年にインテリア相談からスタート。キッチン収納と外構工事を行う1期工事、2014年に新たにご依頼がありリビング収納と内装工事をメインとした2期工事を行っています。その後、2017年に建替(新築工事)を行いました。ここではリノベーションを行った1期・2期工事について紹介します。

「プチガーデンを楽しむ家」の設計の特徴

ガスメーターや水道をカバーした植栽(1期)

外構の改修とプチガーデンの新設

あまり手がかからない程度にガーデニングを楽しみたい、というご要望に合わせて小さなアプローチガーデンを楽しめるように外構工事を行いました。

ゴミ箱ワゴンや家電収納もあるキッチン壁面収納

キッチンに多機能壁面収納を新設

既製品の家具を活用していたキッチンに、必要量収納できるキッチン収納を設けました。ゴミ箱、家電、食器類などをこの壁面収納で全て収納できるようにしました。2期工事ではこの家具と色合わせをして同じ素材でリビング壁面収納を作成しています。

窓下スペースが心地よく快適な読書空間に(2期)

製作した家具を全て新築の家で再利用

空間の使い方を考えて納戸に固定の本棚を設けました。お子さんの読書、学習空間として計画しています。この本棚をはじめとして、キッチン収納、リビング収納、すべての製作家具をこの後に新築した家に再利用しています。

プチガーデンを楽しむ家 1期工事 2013年

オリジナルデザインの門扉(1期)
オリジナルデザインの門扉(1期)

最初にインテリア相談でリフォームについてご相談がありました。外壁のメンテナンスをご検討でしたが、ご家族のライフスタイルの変わる時期を見越して、数年後に外壁や屋根のメンテナンスをしたほうが良いだろうと判断し、この時点で外壁・屋根のメンテナンスを見送りました。

外壁のリフォーム以外にも、もっとすっきりと暮らしたいというご要望がありましたので、キッチンの収納をご提案しました。ゴミ箱、プリンターなどの収納を設け、電話を置く場所、配線を変えるという方法をとり、こまごまとしたものがすっきりとおさまりました。

さらに手入れが楽なガーデニングスペースをご希望で、エントランスに小さなガーデニングゾーンを設けました。全体に雰囲気を整えるように、床のタイルを張り替え、門扉を新設しています。

プチガーデンを楽しむ家 2期工事 2014年

下部は開き戸でお子さんのものを収納するリビング造作家具(2期工事)

1期工事でご提案した家具等気に入っていただき、キッチン収納と共通したデザインの家具をリビングに設けました。その他トイレや洗面まわりの床の張り替え、本棚を新設しました。

家族のライフスタイルが変化した時に、さらにその後変化する状況も見越して、当面の間家族が快適に過ごせる「くらし」のアドバイスを。そのときの暮らしに合わせて住まいを変化させることを楽しみ、長くお付き合いできることがすごく嬉しく思えた工事でした。

プチガーデンを楽しむ家 新築工事に至るまで

ベンチ型収納の下に設けたルンバ置き場

2012年に最初のご相談を伺ってから5年。2012年の時点で5~6年後の家族のライフスタイルが変わる時期に外壁改修と大規模リノベーションをすることを勧めていました。

当初の予定からは少し早く、外壁改修ではなく新築(建替)をすることになりました。プチガーデンを楽しむ家、としてデザインしてきた造作家具、門扉などは新築のお住まいでも再利用しています。

設計概要

所在地神戸市
工事種別木造住宅 2階建 内装・造作家具工事、外構工事
工事範囲造作家具、水回り内装、外構
設計・監理期間2012.9~2013.05、2014.04~2014.10
施工株式会社 匠建築工房
造作家具栗原木工株式会社
植栽ブルーパルク
門扉制作aizara
みゆう建築士
みゆう建築士

暮らし方住まい方、家族との関わり方について長くお話をしてきた建築主との新築の家づくりもとても楽しいものでした。リフォームの際に製作した家具や門扉も再利用しましたが、丁寧に使ってくださっていたので新築時に新品に見えるくらいでした。

「プチガーデンを楽しむ家」空間別にご紹介

「プチガーデンを楽しむ家」のような家をつくるには

一級建築士事務所みゆう設計室

〒658-0053 神戸市東灘区住吉宮町3-14-13-201

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