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ことばは言い回しひとつで印象が変わります。同じ意味合いのことばでも、自分自身がポジティブに感じられる言葉であれば、前向きな気持ちで受け止められます。
その人にとってポジティブになれる「ひとこと」があれば、それは日々の暮らしもポジティブに考えられる。それがいえづくりのポジティブ魔法です。
住宅設計の間も、このポジティブな言葉を活かします。
セミナー参加者の皆さんも「ポジティブに考えられる言葉」に共感
「あなたの家のインテリアベースはどこにある!?~インテリア基礎知識講座」で、参加者の皆さんに特に反応があったのが・・・
- 「諦める」ではなく「削ぎ落とす」
- 使わない部屋=納戸、ではなくて、納戸=収納に適した部屋である
という家づくりに関する「ことば」でした。意識が変わるとその空間に対してのイメージも変わる!と感じて下さったようです。
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ポジティブな言葉で「納得のいく家づくり」
素敵で魅力的なことばに必ずしもすべての人がポジティブになるわけではありません。きれいごと、と感じてその言葉をネガティブにとらえる人もいます。ことばの受け取り方も、その人のその状況に合わせて変わります。だからこそ、今、その人の心にストンと落ちる言葉を探して伝えるように心がけています。
家づくりには予算やスペース、期間などで諦めなければいけないことがたくさんあります。「できません」「予算に合いません」と言うことは簡単ですが、どんな選択肢にしたら予算にも近くなり、希望にも合うのか。
まずは設計者である私が、その家族にとってポジティブな判断ができる選択肢を見せるようにします。
諦める→残念なこと、と思わせるのではなく「積極的に家に適したものを選ぶ」という意識に変えていく。家族みんなでそのような気持ちを重ねて家づくりをすれば、納得のいく判断ができて、満足度の高い家が作れるのだと思います。
納戸=収納に適した部屋
納戸も「使わない部屋」なんて言われたら嫌ですよね。収納に適した部屋、って言ってもらった方が納戸も喜ぶでしょう。
とりあえず物を置いておける部屋、というような考え方をするよりも「頻繁には使わないけれど、絶対に処分はできない大切な物」を保管するための場所、と思うと良いと思います。そうすると大切なものを保管する物をどのように収納したら良いか考えるようになります。
とりあえず物を置いておける部屋、と考えるとどうしても段ボールなどに入れたまま積み上げて何年も使われないまま置かれてしまうケースが多くなるのです。
要は気持ちの持ちよう。
気持ちの持ちようでいくらでも家は素敵なものに変わります。大切な場所、大好きな場所に変わります。
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ネガティブ大歓迎~いつもポジティブでいる必要はない
そして、ネガティブになることを否定しない。片付けられない自分や、ごちゃごちゃした空間にイライラする自分、家事放棄したくなる自分。それもあっての暮らしです。
いつも整っていて美しい、完璧な暮らしを維持することが好きな方はその暮らしを楽しめば良いのです。でも、完璧な暮らしを維持することが苦手な方もいます。
自分たちにとって程よい心地よさ、メンテナンスのしやすさ、時には手抜きも。暮らしに「余裕」と「余白」があることも、心地良い暮らしをつくると思います。
くらしの「余裕」と「余白」
その「余裕」や「余白」が住まいのデザインで大事なものだと思っています。家事動線や家事ラク収納など、全てを決め込んでデザインしているように見えるかもしれませんが、決め込んだ中にも余白をつくっています。
なにせ、私自身も手抜きをしたい、家事を楽にしたいズボラ主婦。
ちょっと手を抜きたいときでも簡単に片づけられる。丁寧に片づけなくても不快に見えない。リラックス空間と家事空間が分けられる、などなど。少しリラックスするだけで気持ちがリセットされますからね!
頑張りすぎなくてよい、気づけば前向きになれる「ポジティブなことば」は住まいの余裕や余白の中にも生まれるのかなと思っています。