HANSHIN女性応援プロジェクト「Cheerfull*Cafe(チアフルカフェ)」で掲載していた住まいコラムを集めました!
「新型コロナウィルス感染症」対策のため、外出を自粛し、家で過ごす時間が増えたことと思います。そのような時期だからこそ、少しでも家で過ごす時間が快適になるように、自宅にリラックス空間をつくるコツを紹介します。
決め手は「視線」と「照明」です。
リラックスできる場所を考える
あなたはどのような時に家でリラックスできますか?
朝一番にコーヒーを飲む、午後のひと時読書をする、夜静かな時間にワインを飲む。
動画配信で映画を見る、ひとりでゲームをする、などでもOK!
大人ベースで考える方が分かりやすいですが、たとえば親子で絵本を読む時にリラックスできるかもしれません。
あなたにとってリラックス時間を過ごす場所を、家に1ヶ所つくります。
ベッドで横になっている時、お風呂に入っている時、トイレで一人になった時、でもOK!
その空間があなたにとっての「リラックスする場所」なのですから。
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リラックスする場所から見えるもの
自分にとって「リラックスできる場所」を決めたら、その場所で自分が見ているものを一度写真に撮ってみましょう。客観的に空間を見ることができます。
その時に後ろや横まで気にする必要はありません。
正面に見えたものを写真に撮ってください。何が見えますか?
リビングでソファに腰かけてテレビを見る時間が好き、という方の場合「リラックスできる場所から見えるもの」はテレビとその周辺の壁になると思います。
そこにゴミ箱や新聞が置かれていませんか?
壁にカレンダーがかけられていませんか?
リラックスするときに視界に入らないほうが良いと感じるものは、他の場所に移動してみましょう。
好きなもの、落ち着くと感じるものを目の高さより上に飾る
植物があるとリラックスできる、という人は観葉植物を。家族の写真が飾ってあると幸せな気持ちになる人は写真を。お気に入りの絵やファブリックパネルでもOK。好きなものや、落ち着くと感じるものを飾りましょう。
その時にできるだけ目の高さに近い位置、もしくは目の高さより上に飾ると良いと思います。座ってリラックスできる場なら、座ったときの目の高さを意識してください。
観葉植物なら座ったときの自分の頭より高さのある植物や、天井から下げる植物を使うと良いでしょう。
本やスマホを見る時は下を向きがちなので、少し顔を上に向けることで気持ちも上がるのではないかと思います。
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夜眠る前のリラックス時間を作るには
夜なかなか眠れない、という人は、照明を一段階暗くした時間をつくるのがオススメです。調光・調色できる照明器具を使うと、明るさだけではなく光の色も調節できます。
作業や勉強をする時は手元まで明るく照らす「昼光色」にして、リラックスする時間には「電球色」に近づけると良いでしょう。
青みがかった「昼光色」の部屋にいると、明るくはっきり見やすく頭も冴えてくるので、眠りたい時間帯にはあまり向いていません。
調光・調色の調節をするのも、照明器具を変えるのも面倒だなと思う場合は、フロアランプを使うと良いでしょう。部屋の天井照明を消して電球色のフロアランプを灯すことで、リビングもリラックスできる空間に変わります。
家が少しずつ心地良い空間に!
子育てファミリーの家はなかなかすっきり片付かないというお悩みをよく伺いますが、「居場所」からみた「視線の先にあるもの」に意識することで、少しずつ心地よい場所が増えてくると思います。
書類や文具などを置く場所は「手は届きやすいけれど座っている場所から見えにくい場所」にあるといいですね。
家を整えたい、インテリアを変えたい、というときに一気に変えようとすると疲れて途中でやめてしまうこともあるでしょう。リラックスできるインテリアをつくるためには、まず、リラックスしたい場所と、その視線の先に限定してすっきりさせる。
そのようにはじめると気楽にインテリアを整えることができるのでぜひ試してみてくださいね!
2020.06.01
HANSHIN女性応援WEB Cheer*full Cafe(チアフルカフェ)2020年6月掲載