HANSHIN女性応援プロジェクト「Cheerfull*Cafe(チアフルカフェ)」で掲載していた住まいコラムを集めました!
子どもが安心して過ごせる家にするために、自然素材を使った家にしてほしい、という要望は増えています。
自然素材を仕上げにした家は空気感が良く、インテリアとしても上質な雰囲気になるのでリラックスできます。
今回の住まいづくりコラムでは、リビングダイニングで使いたい自然素材の種類や、ちょっと手軽に取り入れる方法について紹介します。
自然素材効果で、焼き肉の臭いがダイニングに残らない!?
リビングダイニングに自然素材を取り入れる方法としては
- 壁や天井を漆喰(しっくい)などの自然素材で仕上げる
- 床を無垢のフローリング床板材で仕上げる
- テーブルや家具などで無垢の板材を使う
などがあります。
「室内環境をよくする」という意味では壁や天井を漆喰などの自然素材にするのがおススメ。
漆喰には、臭いの吸着、防カビ・抗菌、調湿効果があり、壁・天井と広い面で調湿効果を保つので、心地よい空気感のリビングダイニングになります。
似たような効果の素材として珪藻土、シラス壁などがあります。
壁、天井共に漆喰やシラス壁で仕上げた家にお住まいの方から、ダイニングで焼き肉をしても翌朝には臭いが残らなかった!と喜ばれています。また夏場のジメジメを解消してくれたり、洗濯の部屋干しによる結露を防いだりします。
また不思議なことに自然の良い香りは吸着しません。
畳のい草の香りや、木の香り、アロマオイルの香りは残るという感想も頂いています。
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DIYから手軽に自然素材を取り入れることも可能
自然素材の良さは分かるけれど、今の家に取り入れるのは難しい。
という方には、DIYから始めるという方法があります。
例えば漆喰の壁にDIY。左官屋さんのようにコテで塗るという方法もありますが、下地準備と施工が少し大変なので、クロスの上からも塗れる漆喰塗料を使うとDIYしやすくなります。
天井を塗るのは少し大変ですが、広い面を塗ってあげると調湿効果などの効果が出やすくなります。
床には無垢の床材を使ったウッドパネル、ユカハリタイルなどを使用するのもおすすめ。
扉の開閉位置や部屋の端の方だけ上手に張れれば、床の上に置いていくだけなのでとても簡単です。
自然素材はメンテナンスが大変?
素材が呼吸してくれるし、上質なインテリアになるので自然素材を使いたいけれど、すぐ汚れてメンテナンスが大変なのでは?と気になる方もいるかもしれません。
確かに汚れたら拭けばきれいになる、というビニールクロスなどの素材に比べたら汚れやすくメンテナンスにも手がかかります。
ですが、子そだて家庭では壁に落書きされたり、汚れた手で触って汚れが落ちなくなったり、ビニールクロスが破れたりすることは多々あると思います。
例えばセルフペイントで漆喰を塗った場合は、汚れた部分に少しだけやすりをかけて上から漆喰を塗り足してあげるときれいになります。ビニールクロスの場合は貼り換えないときれいに元通りにならないので、トータルして自分たちの暮らしにどちらが合うか選べばよいのだと思います。
その素材の特性にしっかり向き合えば、自然素材を取り入れることはそれほどメンテナンスが大変なものではないのだと思います。
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心地よくて家族みんなが安心できる住まい
今回は室内の空気環境を良くする自然素材について紹介しました。
自然素材は素材が呼吸してくれるので住環境は良くなります。
子育てファミリーにとって安心できる要素なのでオススメしています。
ですが、それを汚すことを気にして子供に注意することが増えてしまうのであれば、汚れを気にしない素材を選ぶというのもひとつの方法。
大事なのは、その家族にとって心地良いこと。
情報に左右されず、自分たちの暮らし方にフィットする素材を使った家が、その家族にとって安心できる家なのだと思います。
2017.12.07
HANSHIN女性応援WEB Cheer*full Cafe(チアフルカフェ)2017年12月掲載