家族と一緒に料理を楽しむキッチンをつくる3つのコツ

わたしサイズの住まいと暮らしづくり~チアフルカフェ

HANSHIN女性応援プロジェクト「Cheerfull*Cafe(チアフルカフェ)」で掲載していた住まいコラムを集めました!

家族と一緒に料理を楽しむキッチンをつくる3つのコツ

「この家で食べるごはんは美味しい!」
みゆう設計室が設計した家のご家族によく言われます。

なぜ美味しくなるかというと、お気に入りのキッチンでお母さんが機嫌よく料理できるからだと思います。
おしゃれなキッチンな上に、とても機能的ですから。

今回は家族もみんな一緒に料理をつくりたくなるような、おしゃれなキッチンを紹介します。

みんなが集まりやすいキッチン

みんなが集まりやすいキッチン

まず家族でお料理をしたいという夢を叶えたキッチンを紹介します。
中央はシンクのみアイランドで白ベース。
大人かわいい女性らしいデザインのキッチンです。

背面に調理器や家電を設けているので、アイランド部分に家族が集まっても加熱調理する場所と離れていて安全です。
シンクの下がOPENになっていてゴミ箱やふきんを置けるスペースがあり、生活感のあるものは隠しています。
調理器は壁面を向いているので油ものの料理をしても室内が汚れにくい、おしゃれなのに家事ラクなキッチンなのです。

家族でピザを作ったり、お友だちとパーティー料理を作ったり、お菓子作りもしやすくなったキッチン。
朝食や軽食を食べたり、お母さんの近くでお子さんが宿題をしたり、家族が自然に集まる場になりました。

どこに何があるかわかりやすいキッチン

どこに何があるかわかりやすいキッチン

家族が一緒に料理をするときに一番大事なのは「誰が使ってもどこに何があるか分かりやすい」こと。
主婦は機能的なキッチンでなくても必要に迫られて料理をしますが、男性やお子さんは違います。
ゴミ捨てや片付けの作業手間が増えるのを好みません。
手前に置いてある物を動かさないと取り出せない道具は使いません。
「使いにくいキッチン」だと料理をしない人が多いようです。

  • 何がどこに収納されているか明確な事
  • 道具が使いやすいこと
  • 無駄な動きをしなくて良いこと

道具を出したり、片づけたり、という作業ばかりを引き受けることになると、家族と一緒に料理をしても楽しさが半減します。できれば自然に準備や片付けもしてほしいですよね。

また、調味料を全てシンプルな白のボトルに収納するのも男性には使いにくいようです。
家族にも分かりやすくて使いやすいキッチンをつくるためには、おしゃれと使いやすさのバランスも考えましょう。男性や子どもでも料理ができるキッチンにしておけば、主婦にとってはさらに使いやすいキッチンになります。

そこにいるのが楽しくなるキッチン

そこにいるのが楽しくなるキッチン

キッチンはクローズであってもオープンであっても、作業をしている合間にふっと「ああ、このキッチンで過ごす時間が好き!!」と感じるような空間演出が大切。

窓から見える庭の風景、お気に入りのタイルやキッチン機器、大好きなキッチンツールを見せる収納、家族の気配を感じられる距離感。

いまやキッチンは主婦が孤立してひたすら料理をつくるだけの作業場所ではありません。
キッチンハーブを育てるキッチン。
自慢の料理をインスタグラムにアップしたくなるようなキッチン。
お気に入りのキッチンでお母さんが楽しく料理をしていたら、家族もきっと一緒に料理がしたくなりますよ。

家族と一緒に料理を楽しむキッチンをつくる3つのコツ

キッチンは家族の暮らしの中心にあります。
「おいしい!」と感じて笑顔になること。
きちんと食事をして健康であること。
家族のコミュニケーションの場であること。

キッチンはお母さんに普段話しにくいことを話せる場なのだそうです。
面と向かって話しにくいことも、作業中に隣にいて話せるのかもしれません。

そんな大事な場所だからこそ、家族にとっての使いやすさと心地よさを考えたキッチンを作ることをお勧めします。

みゆう設計室では、自分たちらしいオリジナルのおしゃれキッチンのつくり方をご提案しています。
使いやすさと家族の距離感は家ごとに異なります。お気軽にご相談くださいね。

2017.10.05
HANSHIN女性応援WEB Cheer*full Cafe(チアフルカフェ)2017年10月掲載

一級建築士事務所みゆう設計室

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