HANSHIN女性応援プロジェクト「Cheerfull＊Cafe（チアフルカフェ）」で掲載していた住まいコラムを集めました！

人を招きやすい家にしたい。住まいの夢、要望としてよくあがる項目のひとつです。

以前、このようなアンケートを取りました。

「キッチンと洗面所、お客さんに手を洗ってもらうのが嫌だと感じるのはどちらですか？」

お客さんには洗面所に入ってほしくない

そのアンケートでの回答は、「洗面所で手洗いはしてほしくない」と感じる方が若干多め。

洗濯物やタオルなどを置いているし、お風呂も近接しているのであまりお客さんに入ってほしくないようです。

実は私自身が、洗面所にお客さんを通すことに不快感を持ちます。洗面所は寝室のようなプライベートな場所と感じますから。

洗面所と脱衣室を分ければ理想的な使い勝手になるでしょうが、スペース的に難しい家も多いでしょう。

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キッチンは手を洗うところではない

それに対して「キッチンで手を洗われる方が嫌」と感じる方からは「キッチンは手を洗うところではない」というコメント。

ほかにも、

食事を作るキッチンでは外から帰ったときの手洗いをしてほしくない。

子どもにはうがいとセットで手洗いをしてもらうので、洗面所が良い。

などというご意見を頂きました。

また、お友だちの家に遊びに行って「キッチンで手を洗って」と言われると気が引けるという方も。

確かにその通りだと思います。

洗面所NG派の意見もキッチンNG派の意見も納得。

それでも今はオープンキッチンのお住まいが多く、来客が過ごす空間に存在するのはキッチン水栓なのです。

洗面所とは別に手洗いを設ける

そんな思いを受けて、洗面所とは別の場所に手洗いを設けることが増えました。

トイレの隣、玄関の近く、個室の近くなど、その家の暮らし方や間取りによって変わりますが、この一つの手洗いを追加するといろんな点で便利になります。

リビングに近接して手洗いを設けると、お母さんの気配を感じやすいので手洗い・うがいの習慣がつき、お子さんの自立を促します。もちろんリビングから直に見えないように配慮します。

このような手洗いは、女性のお客さまのお化粧直しにも使えますね。

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玄関横の手洗いはとても便利

一番オススメは玄関横の手洗い。帰宅してすぐに手洗いうがいができます。

写真のお住まいはトイレのドア外に手洗いを設けています。トイレだけではなく、家族用玄関・子ども部屋・リビングとも隣り合っているので、帰宅時・来客時・遊びが終わった後などすぐに手洗いができて便利です。

このような手洗いがあれば、急なお客さんが来ても慌てませんね！

Photo／asante photo「フレンチナチュラルスタイルの家」「キッチンを囲む家」「昭和ガラスの家」「森を望む家」
設計：一級建築士事務所みゆう設計室