HANSHIN女性応援プロジェクト「Cheerfull*Cafe(チアフルカフェ)」で掲載していた住まいコラムを集めました!
あなたはどんな本が好きですか?
あなたの家族は、どんな本が好きですか?
家族で本を共有することは、とても素敵なことですよね。
自分の好みだけではなかなか気づかない、家族が大切にしている世界を知ることができますから。
どんな本をこの空間で読むのかな・・・
本と家族の関係をイメージしながら、本のある空間をデザインしています。
本の間をつくる
おしゃれな本をたくさん並べることで素敵なインテリアになります。
でも実際は取扱説明書などの書類、カタログ、漫画本などおしゃれとは言えないけれど大切な本がありますよね。
築50年の家を耐震補強して今の暮らしに合わせたリノベーション「昭和ガラスの家」。
元の家では少し暗かったスペースを活かして「本の間」を作りました。
3帖弱のスペースには壁面いっぱいに本棚が設けられています。上部は奥行の浅い棚なので、文庫や新書をぐるりと見渡すことができます。今まで箱に入れたり積み重ねて置いたりしてなかなか整理できなかった本もすべて見渡せるようになりました。
この本の間はLDKと隣り合うのですぐに本を取り出せます。
さらに、少し狭いからこそ落ち着いてデスクワークができる空間になったそうです。
今まで置き場所に困っていた書類にも定位置ができました。
LDKは本や書類から解放されてすっきり。
本や書類がうまく整理できないことが悩みだった家に、本の間とLDK、それぞれの「心地よい居場所」が生まれました。
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見せる本と、隠す本を分けられる本棚をつくる
本が好きだから本をたくさん持っているのに、本を持っていることが住まいの悩みになるなんて悲しいですよね。
「本をいつも見ていられる暮らしがしたい」
「すぐ本を手に取れて、すっきりとした本のある暮らしがしたい」
家族にとっての「本との関わり方」と「心地よい暮らし」を考えてみると、「本と暮らす家」のかたちが見えてくると思います。
ちなみに私のオフィスには「見せる本」と「隠す本」を分けられる本棚があります。
本の間を作るほどのスペースは取れそうにないな・・・というお住まいには、一部扉がある本棚がオススメです。
街中に本のあるリビング空間が飛び出した!
本棚といえば、2016年6月25日から神戸の東遊園地で「アウトドアライブラリー」が始まりました。
市民がシェアするアウトドアリビング「URBAN PICNIC」。
東遊園地が芝生化し、ルミナリエが始まる前の11月までカフェと本棚が設けられています。
そのアウトドアライブラリーで、私は「公園、パブリックスペース」というテーマの本棚コンシェルジュを担当しております。
テーマに沿って寄贈された本が並ぶ本棚。寄贈した人々の想いが重なりつながるプロジェクトです。
ぜひ、足を運び、本を手に取って芝生空間を楽しんでみてください。
そして、思いを込めた本の寄贈もご協力くださいね!とても心地よいアウトドアリビングだと思いますよ。
URBAN PICNIC http://urbanpicnic.jp/
アウトドアライブラリー http://urbanpicnic.jp/library
2016.07.20(作成日:2016年7月8日)
HANSHIN女性応援WEB Cheer*full Cafe(チアフルカフェ)2016年7月掲載