HANSHIN女性応援プロジェクト「Cheerfull*Cafe(チアフルカフェ)」で掲載していた住まいコラムを集めました!
みゆう設計室がデザインしたお住まいにて、お子さんが
「この家で食べるごはんはおいしいね」
と言ってくれました。
お母さんが作る料理が変わったわけでもないのに、そう思われる理由。
きっと、お母さんにとって調理がしやすく、ストレスを感じずに作業や片付けができているから。
楽しく料理ができて、ごはんをたべる空間も心地良いから。
きっと家族が笑顔でいられるその空間で食べるごはんが美味しいのでしょう!
キッチンは機能的であることに加えて、そこで作業をしたい、と感じる自分好みのキッチン空間をつくることも大事なのだと思います。
「料理をするのが楽になるキッチン」共通のポイント
家事の仕方はひとそれぞれですので、料理の仕方も片付けの仕方も人それぞれです。ですが、「料理をするのが楽になる」共通のポイントがあります。
- 歩く歩数が少ないこと。
- 作業動作が少ないこと。
- 片付ける場所、ゴミ箱の定位置があること。
頻繁に使う物は取り出しやすいところに、片付けやすいところに片付けの定位置があると便利です。料理の手際も良くなると、思い通りに料理ができるようになります。
料理の時間も短縮でき、料理をすること自体がより楽しくなりますね!
食器やストックする物も、物のサイズに合わせた収納をつくると使いやすくたっぷり収納できます。
いえづくりレシピをプレゼント!
歩く歩数が少ないから家事ラクなキッチン
写真のキッチンは食洗機と食器収納スペースが「身体の向きをちょっとだけ変えれば良い」という超家事ラクキッチンです。
こだわりは「キッチンと背面収納の距離」。
絶妙な距離があるのです。
少し広いと一歩余分に動くことになります。少なすぎると狭く感じます。
キッチンは広いから良いキッチン、ではないのです。
今までのキッチンデザインの事例でよく採用される寸法をもとにデザインしますが、実際の場所で、もしくはショールームで、距離感を感じて寸法を決めることが多いです。それくらい、この一歩の距離でできる作業、片付けが料理のしやすさに対して重要な要素なのです!
この写真のキッチンでは、一歩の範囲で作業がしやすくなったことから「ご主人が喜んでお料理する機会が増えた」そうです。自分だけではなく家族も使いやすいキッチンにすると、お料理の作業負担も減りますね!
ダイニングからの「シーン」が食事を美味しくする
家族の近くで料理をできることも楽しく料理ができる要素のひとつですので、ダイニングと一体になっているキッチンも多くなりました。
私自身も料理をしながら子どもたちの宿題を見ていました。
オープンキッチンを心地良くするポイントは、ごみ箱や、ふきん、食器洗いのスポンジなどは、使いやすいけれどもリビングダイニングからはあまり見えないようにして、生活感を感じすぎない片付けやすいキッチンであること。ダイニングからの「見え方」を意識してみると良いでしょう。
そして、ダイニングは書き物をしたり、パソコンをつかったり、子どもたちが宿題をしたりと、いろんな「作業」をする場でもあると思います。
ダイニングテーブルの端に、書類、リモコン、ティッシュボックスなどが積まれている家はとても多いです。
これらをすぐ使える場所に収納できると、すっきりダイニングになりますよ。
(写真のダイニングは、ダイニングにいる時すぐに手が届く位置に収納がたっぷり設けられています。)
食事中、食卓まわりの空間が心地よいと、より「ごはんがおいしい!」と感じられるのかもしれません。
いえづくりレシピをプレゼント!
実際の「料理がしやすいキッチン」を体感してみませんか?
6月5日日曜日に、実際にみゆう設計室がデザインしたキッチンにて「キッチンづくり講座」を開催致します。
詳しくはみゆう設計室のホームページでお知らせしています。
今回の記事で紹介した「料理がしやすいキッチン」を実際に見て頂ける今回限りの講座です。
ぜひ、お申込みくださいね。
2016.05.18
HANSHIN女性応援WEB Cheer*full Cafe(チアフルカフェ)2016年5月掲載