「程良い距離感の家」は3DKだったお住まいの壁をとり、間仕切りひとつあるだけのほぼワンルームにリノベーションしました。全室床は無垢の杉フローリングに張替えています。
間仕切りの玄関側がキッチン、ダイニング、ご夫婦がそれぞれ仕事をするためのワークスペースです。
距離感を考えたふたりのワークスペース
ワークスペースにはご主人のお仕事の関係の書棚、「ご主人の仕事スペース」「奥様の仕事スペース」「キッチン」というゾーニングを持たせた一体空間になっています。
ご夫婦共、家でお仕事をされることが多いので、日中、お仕事をしている時間はワークスペースで過ごされるでしょう。
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ワークスペースの壁面いっぱいの本棚
ご主人のお仕事に関係する本を収納するための本棚を壁面いっぱいに設けました。
上段は梁をかわして奥行を浅くしています。
ワークスペースとファミリースペースの間の間仕切り壁
夜に残ったお仕事をすることがあるという話を伺っていたので、家族がリラックスして過ごすファミリースペースと仕事をするワークスペースの間にはお互いの気配は感じるけれど「別々の空間」であり、それぞれ落ち着けるような間仕切りを設けました。
ほとんどの時間帯は引き戸も窓も開けた状態で過ごされるでしょうが、必要な時にクローズできる。
その自由度を持たせた間仕切りです。
工事前は間仕切りは半透明の固定窓にする予定でしたが、工事を進めて壁を取り払うと思った以上に風が通る!!
それがとても心地良かったので、全て開閉できるような窓にしました。
すべて引戸になるとファミリースペース側が落ち着かなくなる可能性があるので、少し高めの位置に窓を設けています。
風が通るのでマンションの北側に特有の「暗さ」「じめじめ感」がなくなります。
明かりが入り、風も入りますが、ファミリースペースでくつろぐ様子は見えない。
これがポイントです。
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回遊できるワークスペース
ご夫婦それぞれのワークスペースのエリアがあり、お互いが気を使わなくても良いように廊下に出るドアが2か所あり、ワークスペース内を回遊することができます。
洗面所やトイレに面した水回り前の廊下には壁面いっぱいの収納も設けました。
やさしい気持ちになるグリーンの壁紙と無垢杉のフローリング
ワークスペース(本棚のあるスペース)にグリーンの壁紙を貼りました。
リリカラのモリスシリーズのクロスです。
上品な印象のクロスで、仕事をしているときもリラックスできます。
床板は無垢杉フローリング。竣工前に床のオイル塗を施主施工して頂きました。オイル塗を自分で行っていると、その後のメンテナンスも自分で行いやすいのでおすすめです。
「程良い距離感の家」のような家をつくるには
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