この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
私は家事が好きではありません。極力家事をする時間を減らして他のことをしたいのですが、あるとき、友人から「洗濯が好き」という言葉を聞きました。そこでSNSに「何の家事が好き?」というアンケートを設けてみました。これをきっかけに、苦手な家事ではなく好きな家事に注目することで「家事が楽しくなる家」を作ることができることに気づきました。
今回は「何の家事が好き?」と聞いたアンケート調査の結果と、そこに頂いたコメント、さらにその調査によって気づいた「家事が楽しくなる家」をつくる方法について紹介します。
あなたは何の家事が好きですか?
SNSを利用して「何の家事が好き?」というアンケートを設けてみました。
好きという視点のみで回答は1つのみ、さらにアンケート枠の都合で【料理】【洗濯】【掃除】【片付け】の4択にしました。好きな家事に関して、細かい「好き」の考えがあると思いましたので、詳細はコメントで募集。
アンケートはツイッターにて3日間行い、79回答がありました。その間、Facebookでは20名がコメントしてくれました。重複している方もいるかもしれませんが、総数99回答。皆さまありがとうございました。
いえづくりレシピをプレゼント!
アンケート調査結果が物語る「好きな家事」とは
ある程度想定はしていましたが、調査結果を数字ではっきり見ると面白い結果だなと思いました。まず、ツイッターの結果を紹介します。
合わせてFacebookの回答が、料理:50%、洗濯25%、掃除15%、片付け10%(回答数20)でした。ほぼ、同じ割合だったんですよね、おもしろいです。
料理が半数。ごはんをつくる楽しみもありますが、「自分自身が食べるのが好き」や「家族が喜んでくれるから」という食事の時間の喜びもありますよね。料理が一番だろうな、と思っていたのでこれは想定通りでした。
それでは次にそれぞれの回答のコメントを紹介します。
半数が好きな家事「料理」
私自身も強いて「好きな家事」を選ぶなら料理かな、と思っていましたので想定通り。それも半数が一番好きな家事は「料理」と答えてくれました。
- 作ることが好き。美味しいものを食べてると幸せ。
- ゆっくり作るのも好きですが、3つ口コンロフル回転で作った後の達成感!
- おいしいって言わせたくて、がんばれる!
- 色々な国の料理を作っていると人間の色々な生活が想像できる。
- もくもくと切ったり、もくもくと丸めたりして無になります。
やはり料理は自分も作ったものを食べて楽しめますし、家族の「おいしい!」という顔に直結しています!
あと、コメントを頂いた方に男性が多かったのも特徴かも。うまく男性を促して、美味しい料理を作ってもらうのは良いかもしれない・・・。男性は素材や味にこだわる人が多いようです。料理の腕をどんどんあげてもらいましょう(笑)
ちなみに、一番「無」になれる料理はコロッケとのこと。私が一番無になれる料理はニョッキかしら?私はあまり時間をかけない料理が得意で(全く自慢ではありませんが・・・)達成感というのはよく分かります。
また、毎日せざるを得ないことだから一番苦にならないかもしれません、というコメントもありました。
太陽と仲良しになれる家事「洗濯」
2番目に「好きな家事」の票が多かったのは「洗濯」でした。私は洗濯が一番嫌いかもしれません。でも、このアンケートをとったことで気づいたことがあります。洗濯が好きな人は、好きな理由がすごく「楽しそう」なんです。
- タオルを畳むこととアイロン掛けが好きです!
- 洗ってスッキリするのも、パンパンして干すのも気持ち良くて好きです!
- ニット類の手洗いとかも好きやし、普段の洗濯物干し方にもこだわりあり。
- センスとか好みとか問われず、家族からのコメントも少なく、ただただ無になってやればいいので
- 畳むのはテレビ見ながら暖かい部屋で座ってできるし、数分で終わるからです。
天気の良い日に洗濯物を干すのが好き、というコメントが多く、太陽と仲良くなった感じがします。そしてそれぞれの人が自分のやり方で洗濯を楽しんでいる様子が目に浮かびます。
アイロン掛けが好きな人のための家、テレビをみながら暖かい部屋で洗濯物を畳む人のための家。暮らしと住まいが一番イメージしやすかったのが「洗濯が好きな人のコメント」でした。
家だけでなく気持ちもすっきりするから好きな家事「掃除」
3番目に「好きな家事」の票が多かったのは「掃除」。掃除はやっぱり汚れやホコリがなくなって、家がきれいになるのが目に見え、気持ちもすっきりするからでしょう。
- 汚れが落ちていくのが好き。
- 拭き掃除!床を拭いたらスッキリします。
- 喘息とかあるから部屋は綺麗にしておきたい。
- 夢中になれて、成果があるので、気分もすっきりします。
掃除は「決めた時間でできる掃除をやる」「終わりがないので自分が心地良くなれる範囲で掃除する」という方がいました。毎日完璧に掃除をするのは大変ですものね。時間を限定するというのは良いですね。
あとは「ゲーム感覚で汚れとの戦いに勝つとステージクリア!ゲームよりも結果が伴う!」というように掃除を楽しんでいる方もいました。それは楽しそう。
でも掃除が好きな方に「片付けが苦手」というコメントがいくつかありました。掃除が好きなのにうまく片付けられないので、すっきりしないことが嫌なのでしょう。
最後に数字をあげてきた「片付け」
アンケートをはじめてから、最初はなかなか票が入らなかった「片付け」。じわじわと数字を上げてきて「掃除」に追いつくか!!というところまで来ましたが、最後まで一番「好きな家事」の票が少なかったのは「片付け」でした。
確かに設計の時も、インテリア相談の時も「片付けが苦手です」という悩みがとても多いです。
「整理収納」のお仕事をされている人が増えているのも分かります。必要とされているということなんでしょうね。そして、この「料理」「洗濯」「掃除」「片付け」という4つの家事で分類したときに、一番「方法が分からないのが片付け」だという感じがしました。
- 掃除が一番嫌いだから「掃除しやすいように片づけに注力する」
- 一番わずかな時間で一番目に見える効果(すっきり感)が得られる
なるほど!!片付けが苦手な人こそ、片付けが好きな人の言葉は役に立つような気がします。これは掃除が好きな人のコメントと比較すると分かりやすいです。
「片付けのベースやルールが決まっていたら」一番楽なのは「片付け」なのかもしれません。
大事なのは「片付けのベースが決まっていたら」という点。片付けが好きな方は、住まいの片付けのベースを持っているのでしょうね。片付けのベースが分からずに闇雲に片づけようとするから、疲れるし楽しくないし、苦手だなと感じるのでしょう。
「好きな家事」に注目すると家事が楽しそうだと感じる
このアンケートに頂いたコメントは全て拝見し、お返事しました。今回「苦手な家事」ではなくて「好きな家事」のアンケートにしたことが良かったようです。どのコメントも、家事がとても楽しそうなんです。
家事と言うと味気ない感じがしますが、自分のライフスタイルの楽しみと表現と考えると魅力的な事に思えてきました
というコメントを頂きました。本当にそう思いました。
「家事」というと、家族の健康と清潔な生活のために仕方なくやっているもの、という印象がありました。しかしこのアンケートのコメントを見て、家族みんなで美味しい笑顔になれる料理だったり、衣服やお部屋がきれいになることで気持ちがすっきりしたり、みなさん家事に対して色んな楽しみ方をしていることが分かりました。
「家事」が日常の楽しみになれば、家事負担も軽減しますよね!
いえづくりレシピをプレゼント!
まとめ:家事が楽しくなる家を作る方法
今回のアンケートを通じて、家をつくる上でどのような点に注意したら家事が楽しくなるのかがよく分かりました。みなさん、家事をこなすために色々工夫されていて、そのアイディアを知ることができて良かったです。
- 家事に時間がかからないことで、その家事が苦痛ではなくなる(好きになる)
- ゲーム感覚や達成感を感じるように、スムーズに家事ができる環境(間取り、収納、作業スペース)を確保する。
- 家事をする環境が心地よい(リラックスできる、狭くない、片付けやすい、寒くない等)
このアンケート以降、設計やご相談の際に必ず「好きな家事」を聞くようになりました。苦手な家事を言うのは簡単でも、好きな家事は「敢えて」選ぶ人が多いです。それでも、家事に対して少しでもポジティブな気持ちで向き合い、その考えを活かした家にすると家事がしやすい家になるだろうと思っています。
毎日家事の時間をかけないように「料理しやすく」「洗濯しやすく」「掃除しやすく」「片付けしやすい」家をつくる。家事が楽しい!と思う家をつくる。それがこの「いえづくりレシピ」サイトの「家事ラク動線の家づくり」ベースにもなっています。アンケートにご協力して下さった皆様、本当にありがとうございました。