この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
学生の頃から憧れていたアルヴァ・アアルトが設計した住宅「ヴィラ・マイレア(マイレア邸)」。空間構成、素材の用い方が素晴らしく、一体な空間を素材や段差でゾーン分けしている美しい住宅です。
学生時代フィンランドに訪れたときはアアルトに関連する書籍も少なく、インターネットも充実していなかったので見学できることは知らなかったのですが、夏季限定で見学できることを知ってから、フィンランドに次に行くときは絶対に訪れたいと思っていました。
2012年フィンランドに行くことが決まってから、まず「マイレア邸」を訪問するためのスケジュールを立てました。本当に行くことができて幸せでした。
神戸で一級建築士事務所を営む、女性建築士「みゆう」が書いています。フィンランドとアアルト建築が大好き。フィンランドの建築と暮らしの魅力を女性建築士目線で伝えたいと思っています。
アアルト住宅の最高傑作「マイレア邸」が建てられた背景
アルヴァ・アアルトの設計した住宅の最高傑作と言われるマイレア邸。その魅力はアアルトが持つデザインの可能性を「住宅」というコンパクトな建築物に凝縮したところ。自然素材を美しく見せ、シンプルでありながら暖かみを感じる空間にあると思います。
まずはそのマイレア邸はどのような住宅なのか、紹介したいと思います。
建築主のマイレ・グリクセン~アアルトと共にARTEKをつくる
「マイレア邸」の建築主「マイレ・グリクセン」はアルヴァ・アアルトとアイノ・アアルト夫妻と共にartek(アルテック)を創設した美術収集家でした。
北欧を代表し、日本でも大変人気のあるインテリアブランドartekは家具を販売するだけでなく、その活動を通してモダニズム文化を促進させることを目指していました。
流行にとらわれない普遍的なデザインであり近代的な家具であるけれども、伝統的な工法も取り入れどこか愛着を感じるartekの家具。マイレア邸は伝統と新しい時代へのチャレンジを融合させた住宅で、artekの家具の原点であるように感じます。
アアルトが敬意を抱く、グリクセン夫妻のための家
ノールマルック(Noormarkku)という街に「マイレア邸」はあります。アールストロム社という企業が製鉄所を所有し、現在もその一族がノールマルックの街の広大な土地を所有しています。
アールストロム一族であるグリクセン夫妻は先進的で、古い慣習に縛られず、モダニズムの表現方法に以前から興味を持っていました。そこで友人であるアアルトに自宅で自由な家の設計を任せたそうです。費用的にも、そしてそれまでになかったものへチャレンジをすることにも、全面に応援してくれるほどに。
グリクセン夫妻の大きな支援があり、それに対してアアルトが愛をこめてデザインしたからこそ、この傑作は生まれたものなのでしょう。いろんな要素を取り込みながらも複雑さがない。極めてシンプルで、心地よい、やさしい空間なのです。
いえづくりレシピをプレゼント!
マイレア邸見学スタート!予約することで内部見学可能。
マイレア邸は1階のみですが内部見学が可能です。見学可能なのは、玄関、リビング、書斎、ダイニング。まだマイレのお子さん一家がこの家を使われていて プライベートな空間は見せられないから、という理由で見学スペースが決められているそうです。
ガイドさんが案内して下さって、10人くらいで見学しました。写真撮影はNGです。実際に使われている家だからですね。でも、住宅としての機能を失っていない、使われている住宅であることがとても素晴らしいですよね。
住まいとして生きている。建物が森の中にあるので、外部と一体感を感じるような美しい住宅でした。アアルトがつくりだした住空間の良さを伝えるべく公開していることにとても感謝しています。
「マイレア邸」の暖炉のあるリビング
見学時間はそれほど長くありませんが、ガイドさんから許可を頂いたので、解説を聞きながらラフにスケッチを描きました。アアルトの有機的なデザインとして有名な暖炉部分です。
素材の切り替え、空間の切り替えの面白さを自分なりにスケッチの中に残してきました。
見学時間も短く、解説を聞きながら相当ラフに描いてますが、素材の切り替え、空間の切り替えの面白さを自分なりにスケッチの中に残してきました。
マイレア邸の玄関からリビングにつながるアプローチ
私がマイレア邸に魅了されたのは、連続している空間の見せ方と玄関から各空間へのアプローチでした。この空間の見せ方には、わたしが設計する住宅デザインもだいぶ影響を受けていると思います。
玄関から1階のリビング・書斎・ダイニングまで連続した空間なのですが、その切り替えを「素材」「有機的なライン(曲面)の腰壁」「段差」で感じさせています。
連続しながら空間を分けるマイレア邸のリビングフロア
書斎に関しては上部をOPENとした壁で間仕切りしていますが、玄関からリビング、ダイニング、書斎、そして上階に上がる階段は連続した空間にあります。そのつながりが美しく、そしてどこも心地よい空間なのです。
外部空間とも連続したように感じられます。
細い木が不規則に天井に伸びているように並び、構造の柱でさえもその一部のように見え、まるで室内も森のように感じる空間なのです。玄関からリビングにつながるアプローチが本当に美しいのです。
フィンランドで感じた日本空間の美しさ
マイレア邸には、日本の空間の美しさがありました。
今までアアルトの建築写真をたくさん見てきたつもりだったのですが、実際にこの空間に入るまで、日本の要素を取り入れていたことを私は理解していませんでした。
すだれのようなウッドブラインド、格子戸、引込戸。竹の建具や、籐の家具を設けた「ウインターガーデン」、細い柱。
木を細く見せるデザインは、伝統的なフィンランドの木造住宅ではあまり見られなかったようです。(ログハウスのように、丸太のまま使うことが多かったとのこと)
私たちにはなじみのある引き戸。これも空間を連続させるためにとても大事な要素なのでしょう。
他のアアルト建築見学の際もガイドさんから「アアルトは日本の建築に影響を受けた」と言われました。
自由に見学ができる「マイレア邸」の外部空間
外部は内部の見学ツアーの後に自由に見学ができました。写真撮影もOKです。玄関から庭にまわり、一周ぐるりとまわってみます。
細い垂直ラインを見せる玄関
ヴィラマイレアの玄関。随所に見られる、細い垂直ライン。
スチールの柱で垂直方向のラインを細く見せ、格子や細い木を間仕切りにすることで、曲線で延びる屋根や上階の床を軽く見せている印象があります。
それは日本の数寄屋に見られる線の細さへの憧れがあったそうです。
木製の引き戸をよく使われている点にも日本の木造建築への敬意を感じます。
力強く大地から延びるデザイン
アアルトの空間は、日本だけでなくイタリアやスペインなどの建築の影響も受けています。
力強く大地から延びる植物、壁に沿わせて蔦をはわせる支柱を設けています。このラインの曲線がとても美しいですね。
あたたかく、生命力がある地域の力強さに憧れていたのかもしれません。フィンランドは冬になると自然が凍ったようになり、陽もあたらない時間が増えますから。
有機的なフォルム
玄関ドアの取っ手は枝みたいなデザインです。丸い小窓や木の枝のようなデザインのドアハンドル。扉も細かい木の板張りです。
アアルトのデザインは有機的だと言われるけれど、素直に「自然、植物」のフォルムを、かたちにしているだけなのでしょう。
水平連続窓、近代建築の象徴
西洋の近代建築は組積造、重力からの解放が大きなテーマであり、マイレア邸も水平方向に連続する窓や、細い柱、広い一体化した空間が見られます。日本人からすると細い柱も横に連続する窓もそれほど珍しいものではありません。だからこそ、アアルトは日本建築の線の細さや連続性に影響を受けたそうです。
花に囲まれたリビングの窓。
「水平連続窓」ですね。
近代建築の象徴的な部分。
窓外にたくさんの植物が植えられていますが、室内にも窓際に植物がたくさん置かれています。これが、内と外の一体感、連続性、自然を室内に取り込むアアルトならではのデザインだと思います。
伝統的なものを普遍的なデザインを融合させた住まい
近代建築の要素を取り入れたマイレア邸ですが、伝統的なものを拒絶することなく、新しいチャレンジをたくさん取り入れて自分のデザインと融合させています。
中庭を囲む、一番奥の建物はサウナ。サウナは伝統的な作りのものです。同じように暖炉などの生活に必要なものは伝統的なスタイルを近代建築のスタイルと融合させています。
メインの建物、庭を愉しむテラス、サウナとつながる配置が、森の中、自然の中でも守られていると感じる囲まれた空間を作り出しています。プールの奥に設けられたのがサウナです。
アアルト建築の特徴のひとつ、青いタイルと暖炉のある空間
アアルトが設計した住宅には、必ず伝統的な暖炉は組み込まれています。セイナヨキの公共建築などでよく使われたブルーのタイルの奥に暖炉があります。フィンランドの環境に必要なものを大切に守りながら、住まいの近代化をはかったアアルトらしさを感じます。
有機的であると言われるのは、屋外(森)と連続するような空間構成。
そして、ディテールで使われる曲線、曲面。自然や植物がつくるラインを、素直に取り入れています。
手を加えながら大切に住まう
マイレア邸に職人さんがいて、丁寧に改修の工事を進めておりました。一番高さが見られる部分は工事中です。
少しずつ手を加えながら、大切に住まわれていることが分かります。
建物を維持するためには、丁寧なメンテナンスが必要です。
この「マイレア邸」が大切にされていることがとても嬉しいですし、アアルトのデザインがフィンランドで、いや世界中から愛されていることも分かります。
いえづくりレシピをプレゼント!
マイレア邸のある街、ノールマルック(Noormarkku)
マイレア邸はフィンランド南西部の港町ポリ(Pori)からバスで北に15分くらいの街、ノールマルック(Noormarkku)にあります。
ノールマルックは1800年代初期から製鉄所の街でした。
製鉄所がアームストロム一族の手に渡り、一族の邸宅を三世代60年にわたってこの地に建てていったそうです。とても小さな街なのですが、広い庭園や、川の流れ、松林など美しい風景が広がる街です。
その街の小高い丘の上に建つのが、マイレア邸です。
ノールマルックのマイレア邸がある丘と果樹園
ヴィラ・マイレアは田園風景を見下ろす小高い丘の上に建ちます。
この土地を選んだのは、開放的な建物を森で守られるように、森と一体となるように作るためだったのではないかなと思います。
ヴィラ・マイレアまでの道はリンゴ果樹園や白樺並木。
本当に美しい小路から、森にあがっていくと美しい建物が見えてきます。
ゆっくり過ごしたい、ノールマルックの街
大きな店やレストランもなく、本当に小さな田舎町。地元の人たちも、英語が話せる人が少なくて、道を聞くのが大変でした。並木道、小川、小麦畑、本当に美しい街でした。
このノールマルックの街には、訪れる旅行者のほとんどが「マイレア邸」に行くそうです。ほとんどが日帰りで立ち寄られるみたい。それくらい、何もない小さな街なのですが、本当はこの街に「マイレア邸」がある理由を知る意味も含めて、ゆっくり過ごすべき場所なんではないかなと思いました。
ノールマルック(Noormarkku)にある、アアルトを感じる宿
「マイレア邸」の見学時間は午前中だったので、最初は最寄りの駅、ポリの近くで宿泊して、朝にノールマルックという街に移動しようと思ったのですが、ネットで調べたら「マイレア邸」の近くに魅力的な宿をみつけました。
この宿の魅力については別の記事で紹介します。
Noormarkun Ruukki
Laviantie 14 FI-29600 Noormarkku
宿泊した建物は「Vainiola(ゲストハウス ヴァニオラ)」
「マイレア邸」へのアクセス
フィンランドの近代建築家、アルヴァ・アアルトの設計した住宅の最高傑作とも言われている「マイレア邸(ヴィラ・マイレア)」。マイレア邸はアクセスが良くないので、レンタカーを借りて訪問する人が多いようです。
私は電車とバスを使って「マイレア邸」のある街ノールマルック(Noormarkku)へ訪問しましたので、そのアクセスとマイレア邸の見学予約について紹介します。
フィンランド南西部の港町ポリ(Pori)までのアクセス
フィンランドはヘルシンキやタンペレ、サンタクロース村のあるロヴァニエミなど観光客が多く訪れる街までのアクセスは分かりやすいのですが、地方へのアクセスを日本で調べていくのが少し難しかったです。(2012年時点。今ではフィンランド政府観光局のホームページもありますし、電車やバスもネット予約できるようになったので調べやすくなっています!)
ポリ(Pori)はVR(フィンランド鉄道)の駅があります。
ヘルシンキからポリまでは電車で4時間弱。
ポリからタンペレまでが普通電車しかないので時間がかかるようです。
ポリとヘルシンキの間には直行バスがあるので、便を選べば電車より早くて安くなるようです。これは旅の間に気づきました。こちらもネットで予約できます。
電車だと思ったら、バスの予約をしていた!?
私はユーレイルフィンランドパスを日本で購入して、ヘルシンキ駅で全行程の電車予約をしました。購入したのは1ヶ月のうち3日間有効なパス。当時は現地でしか電車の予約はできませんでした。
今はレイルヨーロッパのサイトでも、フィンランド鉄道のサイトでネット予約もできます。
ユーレイルパス
フィンランド鉄道
ポリには鉄道駅があるのでヘルシンキで予約をするときに、タンペレ-ポリのVR(フィンランド鉄道)を予約しました。しかし、電車の予約をしたと思っていたタンペレ→ポリが、実はVR(フィンランド鉄道)のバス!!
ユヴァスキュラからタンペレまで電車で移動し、タンペレでポリ行きの電車に乗り換えようとしたとき、駅で予定時間発の電車が無くて本気で焦りました。風景もとても良く、バスの移動がとても楽しかったです。
ポリ(Pori)からノールマルック(Noormarkku)までのアクセス
ポリの駅に着くと、ここはどこ?と感じるような小さな駅。駅前にインフォメーションが無く、マップも置いていないので駅員さんに聞きました。
とりあえず駅員さんに聞いてみたら、バス停とインフォメーションの場所を書き込んだマップをくれました。こういう時、本当にフィンランドの方は親切です。
フィンランド鉄道、ポリ(Pori)の駅。駅前は何もなくて焦りました・・・。
ポリ駅から中央バスターミナルへ
ポリ駅からポリの中央バスターミナルまでは徒歩10分ほど。この旅で初めてGPSに頼りました(笑)
中央バスターミナルの周辺は駅前よりだいぶ栄えていて、大きなショップなどもたくさんありました。
(帰りにポリのバスターミナル近くのリサイクルショップで良い買い物ができましたよ!写真は戦利品です!)
ポリの中央バスターミナル
バスターミナルまで行くと、これまたバスが何番かも分からない。
フィンランドは英語が通じる、と言われていますが、表記はフィンランド語のみのところが多いのです。
フィンランドの地方都市では「分からなかったら聞く」のが鉄則です!
ちなみに電車の切符もフィンランド語のみ。
とりあえず、バス停に停まっているバスの運転手さんに片っ端から声をかけてみたらありました、Noormarkku 行きのバス。
PoriからNoormarkku行きのバス停。写真を見ると7番っぽいですね。
バスでノールマルック(Noormarkku)に到着するまで
バスの運転手に目的地を伝えると降りるときにちゃんと教えてくれました。
ノールマルック(Noormarkku)というよりも「ヴィラ・マイレア(マイレア邸)」と言った方が伝わるようです。(運転手さんもバスに乗っている人たちにいろいろ聞いてくれました)
ノールマルック周辺では英語が分からない方が多かったので大変でしたが、一生懸命伝えようとしてくれました。
フィンランドの方たちはとてもやさしいので、旅がしやすくて、コミュニケーションをとることも楽しい。
マイレア邸まで車で行かれる旅行者が多いと聞きますが、電車+バスの旅で地域の方たちの暮らしを見られるのも楽しかったですよ。
バス停から「マイレア邸」まで
宿泊した宿、Noormarkun Ruukkiはノールマルックのバス停(ヴィラマイレア!と言ったら教えてもらえたバス停)から徒歩5分ほどの場所にありました。
宿に到着後、荷物を置いて周辺を散策しました。
翌日の朝に予約をしていたので、マイレア邸のある場所の下調べに散歩に行きました。
宿から「マイレア邸」までは、丘を登って徒歩15分ほどです。
マイレの一族が生きる街~マイレの祖父の家
宿泊した場所から小川を渡ってすぐ横にあった大豪邸。このクラシカルな建物は、マイレの祖父の家なのだそうです。ちょうどメンテナンスが入っていました。手入れされた美しい庭。そして、当たり前のように散歩をしていたのですが、だれでも入って良いのでしょうか(笑)
柵も当然ありませんし、遊歩道も美しいのですよ。
遊歩道の先にマイレア邸を示す看板がありました。
マイレア、と書いてあるのが「マイレア邸」。ハヴリナはマイレのお父さんの家で「マイレア邸」のある丘の中腹に建っています。
ちいさな街を見下ろす、小高い丘の上にハヴリナと「マイレア邸」はあります。
この白樺並木を超えると丘に登っていく道へとつながります。
「マイレア邸」の手前にある、マイレのお父さんの家「ハヴリナ」
リンゴの果樹園を超えて丘をのぼり、「マイレア邸」の手前に建つのがマイレのお父さんの家「ハヴリナ邸」です。
ここまでは比較的分かりやすいですが、なにせ森の中ですからね。
坂を右に上がっていくと「マイレア邸」があります。
いえづくりレシピをプレゼント!
「マイレア邸」の見学予約方法
マイレア邸の見学は予約制です。見学ができるのは夏の期間のみ。ガイドツアー可能な日時はヴィラ・マイレアの公式サイトに掲載されています。
ヴィラマイレア(マイレア邸)
villa mairea 1937-39
Pikkukoivukuja 20, 29600 Noormarkku
サイトに掲載されているメールフォームで予約が可能です。
マイレア邸の見学予約ですが、個人で申し込むには曜日・時間が限定されているようですが、団体であると交渉も可能みたいです。ほとんどの見学者が団体で、車やバスなどで日帰りで来られていましたが、ノルマルクの街にステイしてゆっくりヴィラマイレアを楽しむことをオススメします。
マイレア邸の見学予約をするときの注意点!
私はこのときのフィンランド旅行で一番マイレア邸に行きたかったので、まず最初に見学予約のメールを入れたのですが、なんとヴィラ・マイレアの事務所が夏休み期間中!!
Villa Mairea is closed from 14th to 22nd of July and no guided tours
「マイレア邸」の予約メールの返信
will be arranged during this time.
とメールが来ました。
7月に訪問を考えている方は注意が必要です!そして、夏休みが終わって届いたメールより、予定していた日も、二番目の候補の日も予約がいっぱいであることが分かりました。
マイレア邸見学予約できない!と諦める前に
これではマイレア邸見学予約できない!と焦ったのですが、フィンランドの方はとても親切で、予約のメールやり取りでもプラスアルファのアドバイスをしてくれます。この時は〇日はいかがですか?というように教えてくれました。
本来は予約ができる日ではなかったのですが、一人だけの見学だったので、団体さんの予約がある日に予約させてもらえました。ほっと一安心しました。
このスケジュールが変わったことで、先に訪問予定だったセイナッツァロでの滞在日数が増えて、タウンホールゲストルームに2泊することになりました。おかげで、全てゆったりゆっくり、フィンランドの暮らしと空間を楽しむスケジュールになりました。
まとめ
重力から解放され、自然と融合した日本のデザイン。これがいかに美しいかということを、フィンランドで感じられたのがこのマイレア邸でした。
日本の住まいにartekの家具をはじめとしたモダンな北欧家具が合うのも、北欧インテリアが人気になる理由のひとつも、そこにあるのかもしれませんね。
マイレア邸、とても素晴らしい空間でした!夏のフィンランドに行くときはぜひぜひ訪れてみてくださいね。その際にはぜひマイレア邸のあるノールマルックの街も楽しんでください。