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ヘルシンキのアカデミア書店。「かもめ食堂」のロケ地でもある、カフェアアルトが書店内にあり、日本人観光客にとても人気があります。ヘルシンキの街中にあって、最も訪れやすいアアルト建築のひとつです。
神戸で一級建築士事務所を営む、女性建築士「みゆう」が書いています。フィンランドとアアルト建築が大好き。フィンランドの建築と暮らしの魅力を女性建築士目線で伝えたいと思っています。
自然光を取り込むアカデミア書店の天窓
学生の頃にフィンランドを旅した時もこのアカデミア書店を訪れました。2~3月に旅したので、それはそれは寒い屋外からこのあたたかい光の、あたたかい書店に入った印象が強く、その明るさが心地よかったことを思い出します。
アアルトの光の取り入れ方は冬に太陽の光を乞う、フィンランドの暮らしから生まれています。トップライトの光が拡散して、自然光が差し込む形状に。
書庫の照明は平置きの本を照らしています。
アアルト建築の場合、照明は書庫をいつも照らしています。全体的に本が見えるように照明を照らすのではなく、必要なものに灯りをともすのが北欧では一般的な考え方のようです。
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「かもめ食堂」のロケ地でもあったカフェアアルト
アカデミア書店の2階には書店内のカフェ、カフェアアルトがあります。
映画「かもめ食堂」で主人公のサチエ(小林聡美)さんがミドリ(片桐はいり)さんに「ガッチャマンのうたを教えて欲しい」と話しかけたカフェです。私は1996年にカフェアアルトに訪れていたので、あの映画をはじめて見た時に「あ!アカデミア書店!!」と思いました。
カフェアアルトは日本人観光客にとても人気のようで、日本語のメニューも置いていました。学生の頃は注文するのにも少し困惑した覚えがあるので、それだけ北欧人気も高まったということだなと感じます。
アアルトがデザインした照明、ゴールデンベル(artek)
このカフェアアルトの特徴は「ゴールデンベル(Golden Bell)」というアアルトがデザインしたペンダントライトです。
黒い椅子と木のテーブルに、このゴールドがはえます。
アアルトの照明の特徴は、灯したときも、照明を灯さない時も美しいシルエットであること。
光源も見えないので、手元のお料理だけ美しく照らしてくれます。
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カフェアアルトのフルーツたっぷりブレックファースト
実は、カフェアアルト、フィンランド旅の一番最後に訪れました。フィンランド最後のお食事。
これ、ブレックファーストです。この日は日曜日。日曜日は12時からオープンのアカデミア書店なので、ブレックファーストと言っても私にとってはお昼ごはんでした。
フィンランドは蚤の市以外日曜日にあいている店が少ないのですよね。休日は皆ゆっくり家族と過ごすようです。このブレックファースト、フルーツたっぷりで、クロワッサンも美味しかったです。オレンジジュースも生絞りオレンジでした。
気軽に立ち寄れるヘルシンキのアカデミア書店
アカデミア書店はヘルシンキの街中にあるので気軽に立ち寄れます♪
夏も、もちろん快適ですよ。
ここはきれいなトイレも無料で借りられました。(公共のトイレは有料のところが結構あります)
アカデミア書店:Pohjoisesplanadi 39, 00100, Helsinki, Finland
カフェアアルト、アカデミア書店2F
朝食 月-金 9時-12時、土 9時-13時 日 12時-14時
ヘルシンキ市内にあり、気軽に立ち寄れるアカデミア書店。ヘルシンキのみの旅の方も満喫できるアアルト建築です。日本語メニューもありますし、映画「かもめ食堂」の気分も味わえますね!ゆっくりとアアルト建築を楽しむためのオススメの場所です。