フィンランドには、国を誇る近代建築家アルヴァ・アアルトの建築がたくさん存在しています。庁舎や教会、図書館など公共の施設も多いので旅先で気軽に立ち寄れます。
私は特にアアルトが設計する住宅が好きです。
アアルトが設計した住宅もフィンランド国内でいくつか見学することが可能で、今でも使われている家も見ることができます。アアルトの建築がいかにフィンランドで愛されているか！！維持管理をして、それを公開していることがとても素晴らしいですよね。
今回は私が訪れたアアルト建築をフィンランドの都市別にまとめて紹介します。
神戸で一級建築士事務所を営む、女性建築士「みゆう」が書いています。フィンランドとアアルト建築が大好き。フィンランドの建築と暮らしの魅力を女性建築士目線で伝えたいと思っています。
ヘルシンキ（Helsinki）
アアルト自邸（自邸兼元アトリエ）
ヘルシンキの北西、自然豊かなムンキニエミ地区に建つアアルト自邸。この近くにアトリエが建てられたのですが、その前は自邸兼アトリエとして使われていたそうです。現在はアアルト財団が管理するミュージアムの一部として、ガイド付きツアーで見学することが可能です。
フィンランディアホール
ヘルシンキの中心部、中央駅の北西に建つのがアアルトの代表作、フィンランディアホールです。
アカデミア書店・カフェアアルト
ヘルシンキの街中にあって、最も訪れやすいアアルト建築のひとつ、アカデミア書店。「かもめ食堂」のロケ地でもある、カフェアアルトが書店内にあります。
ユヴァスキュラ（Jyväskylä）
アアルトが幼少時代を過ごした街、ユヴァスキュラにもアアルト建築が多く現存します。
ユヴァスキュラ大学
アアルトミュージアム
セイナッツァロ（Säynätsalo）
セイナッツァロはユヴァスキュラ近郊の大きな湖にある島で、現在はユヴァスキュラ市に編入されています。独立した自治を行っていた頃、アアルトが町役場の設計を行いました。
タウンホール（旧町役場）
セイナッツァロの図書館
夏の家（コエ・タロ）
ノールマルク（Noormarkku）
ノールマルクはフィンランドの西部、サタクンタ地域にある旧自治体。現在はポリ市に併合されています。
マイレア邸（ヴィラ・マイレア）
セイナヨキ（Seinäjoki）
セイナヨキの中心地には行政施設、文化施設、教会などアアルトが設計した建物で構成された地区があります。ひとつひとつの建物も素晴らしいのですが、各建物の全体構成もとても美しい街です。
セイナヨキの教会
ロヴァニエミ（Rovaniemi）
ロヴァニエミはフィンランドの北部に位置するラッピ県の県庁所在地で、近くにサンタクロース村もあります。
ロヴァニエミの図書館
まとめ
アアルト建築はどこの国でも通用する「近代建築的なデザイン」と、フィンランドらしい「地域らしさ」が融合した素晴らしい建築ばかり。
日本でも北欧インテリアは大人気ですね！フィンランドを旅する日本人もとても増えているので、アアルト建築もぜひ訪れて見てくださいね！！
※各記事紹介後にリンクを追加します。
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