この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
毎日過ごす家だから、家が大好き、家にいて安心するという気持ちになってほしいなと思うので、私が手掛ける家ではお気に入りの物を取り入れたり、DIYを行ったりして住まいに愛着を持てるようにすることが多いです。
好みだけではなく、どんな空間に親しみを感じるのか。家族にとってどのような方法で居心地の良い空間をつくれば良いのか。愛着が増す家をつくるための方法を紹介したいと思います。
愛着を感じるために、DIYを行う
セルフペイント、DIYにはFarrow&Ballペイントをよく使用しています。塗料の発色の良さやムラの少なさ、臭いの無さから素人である建築主が自分で行う施工に向いている素材だと思うからです。
コストは高めですが、上質な空間になりますので皆さんにオススメしています。
セルフペイントに限らず、DIYをすることの魅力は「その空間に愛着を感じるようになること」だと思っています。
新築やリノベーションの場合は、家への愛着を育てる家づくりをします。小規模リフォームの場合は設計期間が短いことが多いので「愛着を感じる」ためにセルフペイントを取り入れるのが効果的です。
いえづくりレシピをプレゼント!
空間に親しみを感じるか否か
愛着、だけではなく、空間に親しみを感じるか感じないか、これは好みが分かれる部分でもあると思います。
比較的、男性は明快なクールな空間が好きなように感じられます。それに比べ、女性は人間味のある温もりを感じる空間が好きなように感じます。
みゆう設計室が設計する家の場合は、ご主人も素材や空間に温もりを感じる空間が好きなケースが多いです。色だけではなく自然素材を多く使った家が良いという人もいますし、雰囲気でモダンなイメージにしたいという人もいます。北欧スタイルに親しみを感じる人もいれば、リゾート風なインテリアに親しみを感じる人もいます。
比較的温もりを感じる空間に親しみを感じる人が多いですが、自分にとってどのような空間に親しみを感じるのか、インテリア写真だけでなくカフェやホテルの空間などで実際に体感するのが良いと思います。
お気に入りなものを置きたくなる空間
好きなものが飾られている家には愛着が増していきます。そのために、飾るステージや余白を設けるようにしています。たくさんのお気に入りのものがあるからその家が好きになる、とは限りません。ごちゃごちゃしてしまうと落ち着かなくなってしまうので、気に入ったものが程良い量置かれる場が良いのかなと思います。
例えばお気に入りの照明や、お気に入りのドアなど。
好みのものをインテリアに取り入れることでも、家に愛着が湧いてくると思います。少しでもそのような要素を足していけると良いですね!
いえづくりレシピをプレゼント!
全体のバランスで居心地の良さが変わる
以前、お客さまと大規模な建物でスケール感がヒューマンスケールを越えている空間は落ち着かないですね、という話をしました。私はこの仕事をしているからなのか、体質なのか、たまに空間に酔います。酔いしれる方ではなくて、気分が悪くなる方の酔うです。
広さに対して天井が低すぎる空間でも、小さなスペースで天井が高すぎる空間も居心地が悪く感じます。そういう建物の中では、内装がおしゃれな店が入っていても落ち着かないと感じるのですよね。
クールな空間だから緊張感を感じるとは限らず、リラックスできて居心地の良い空間は作れます。逆に人間味あふれる空間でも、例えば木を多用しすぎて野暮ったくなるように、素材のバランスによっては重苦しく感じることもあります。
人のための空間は、寸法感覚や素材など、人に対してのバランスが大事です。
程良い距離感で、お互い自然に気を使える家
家族と仲良く暮らせる家=家族がべったり寄り添いあう家、ではありません。程良い距離感で、お互い自然に気を使える家。そんな程良い空間であると、家族がその空間に愛着を感じていくと思います。
それは印象としてのクールな空間でも温かみのある空間でも同じ。
家族、人との関わり方と、空間の好み。程良くバランスのとれた空間が居心地の良い空間なのだと思います。