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先日、MaMan KYOTOさん主催の「シンプルすっきり防災〜家族を守る機能的な防災アイテムと収納テク〜」という講座に参加してきました。
講師の先生は、整理収納アドバイザーのMisaさん。
15万人のフォローワーを持つ、超人気インスタグラマー!!すごいですね。
北欧テイストのインテリアで、子育てしつつも片付けをしやすい整理収納の方法を紹介したInstagramが人気なのだそうです。
私もさっそくフォローしました!
今回この講座に参加した理由は、いかにオシャレに防災グッズを住まいに取り込むか、ということを学びたかったから。
Misaさんのお話を伺って気づいたことがありました。
それは「なぜ防災グッズは必要だと思っているのに、なかなか買えずにいるのか」ということ。
今回はMisaさんのお話から気づいた、その「防災グッズを買わない理由」について書きたいと思います。
防災グッズとして「わざわざ」用意するということ
以前神戸の防災関連の会で頂いた「もしもの時も暮らしはつづく」手帳。
災害時に役立つものの一覧が分かりやすく書かれています。
おしりふきやポリ袋。携帯ラジオやモバイルバッテリーなど。
絶対に必要になるとは限らないものに対して、ひとつひとつ防災用に揃えないといけない、という「わざわざ」感。これが原因で防災グッズを買わずにいるような気がします。また防災用として売られているものは意外と高い、というのも買わない理由のひとつかもしれません。
それに対し、Misaさんの防災グッズの揃え方は少し違うものでした。
- 日常に使うものを防災用に「小分けにする」
- 普段も使えるおしゃれなものを選ぶ
Misaさんは防災用の水でも、かわいいボトルの水を選ばれているのです。
日常使う時もテンションが上がる物を防災用にも使うってすごく良いですよね。
また、ビニール袋や薬、ハサミなども小さなジップロックのような袋に美しく整理していました。袋が統一されているのでごちゃごちゃしている印象がありません。
「防災用」に用意して私ならそのままバッグに詰め込んでしまうところですが、Misaさんは日常使えるものを小袋に分けて整理しています。それも日常でも良く使うお気に入りの無印良品、メッシュのファスナーバッグ。
家にある絆創膏、電池、ハサミなどを、好みの袋に整理するだけ、と思えば意外と簡単です。
実際は防災用に買ったものも、普段使えばいい。
防災用のものを、防災用にしか使わない、という「わざわざ」感を払拭し、日常の延長に防災グッズの存在を位置づけていました。
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購買意欲を満たさない防災バッグ
そして市販されている防災バッグ。これがさらに購買意欲がわかない。
最近はおしゃれな防災リュックも出ていますが、黄色だったりシルバーだったり、災害時に目立つリュックが多いので、それに抵抗がある人も多いのでは。
これに対してMisaさんは防災リュックとして、普段使えるリュック、それもマリメッコのリュックを使用しているそうです。
こんな感じのリュックだったかな・・・
- 災害があったときにまず必要なものとして持ち出すリュック
- 避難所で女性だと目立ちすぎない色のリュック
- 他の用途でも使えるリュック
お子さんが遠足で使う時には防災リュックの中身を一時的に取り出して使う、そうすると防災リュックの中身を出して確認するきっかけになる、というMisaさんの発想に驚きました。
なるほど、ですね。
普段も使おう!と思うリュックなら新調するとしてもワクワクします(笑)
防災グッズを分かりやすく保管できない。
私も防災リュックはかれこれ10年くらい前から持っています。
玄関収納の中にがさっと置いたままです。
昨年あたり見直したら、子どもたちが小さいころのオムツやパンツが入っていました。今では子どもたちも大人サイズなのでさすがにこのパンツは履けないよな・・・と笑ってしまいました。
水は定期的に購入していて、定期的に消費しています。
そういえば、今、ストックがなかったかも。(それもすぐ忘れるのです)
みなさん、意外と防災用のグッズは持っているかもしれないのですが、それを
- わかりやすく保管
- 定期的に確認
- 定期的に使って新しいものに入れ替え
・・・のが難しいのですよね。
この「分かりやすく保管」する方法を講座で教えて頂いたのですが、聞いて気付いたことがありました。
防災グッズには、使う状況に違いがある。
ということを。
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防災グッズが分散している。
防災グッズは使い方に応じて分類する必要があり、
- 非常時持ち出し用(リュックに入れる)
- 自宅避難
の2種類の防災グッズが必要だということです。
非常時持ち出し用のリュックには、まず1・2日必要な最低限のものを。
自宅避難用の防災グッズは、電気や水道などのライフラインが止まったときに対応するためのもので、避難所などに行かずに1週間くらい自宅で待機するときのものを。
この違いを分類して保管できないことも、防災グッズをきちんと用意できない理由なのかな、と感じました。
すべてがセットになっている防災リュックを買ったからといって、この二種類の防災グッズが揃うわけではありません。
日常使うものが防災グッズであると認識していない
「もしもの時も暮らしはつづく」手帳には、自宅避難用の防災グッズについてこのように書かれていました。
ちょっと多めに買う。
ふだんの買い物が防災になる。
実は、自宅避難用の防災グッズが揃っている実感がないのは、ここにあるのではないかなと思っています。
自宅避難用として必要なものは下記のようなものです。これって日常使いの物ですよね。
- カセットコンロ/カセットボンベ
- ウェットティッシュ
- トイレットペーパー
- ラップ/ホイル
- 乾電池
- ポリ袋
- 生理用品/オムツ/携帯トイレ
このほかにも「わざわざ防災用に用意する」携帯ラジオやランタンなどもありますが、そちらはごくわずか。
つまり、日常使いのものを分かりやすく決まったところに収納すれば良いのです。
ストック品収納の定位置を作ればよい、ということですね!
トイレットペーパーをストックしておく収納に、カセットコンロやラップなどもストックしておけば良いのです。
Misaさんは廊下にあるクローゼットの1段をストックスペースとして、無印良品の半透明ボックスを複数使ってまとめて収納されていました。
収納の仕方が、わかりやすく、取り出しやすく、美しい。
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防災というワードのイメージを、日常に変える。
防災、というワードはどうもネガティブな印象を与えている気がします。
カッコ良さも感じないですよね。
防災グッズというより、安心グッズ(それもカッコよくないけど)という感じでイメージを日常の物に変えていく必要はあるなと感じました。
Misaさんはシンプル&機能的で、暮らしにとけ込む防災グッズを選んでいます。
手に入りやすいもので、インテリアに馴染むもの。
よし、私もそろえよう。
全て用意できたら、改めて紹介したいと思います。