フィンランドが舞台の映画「雪の華」~青と赤の世界と北欧のインテリア

ヘルシンキ中央駅のカフェ

2月1日に公開されたフィンランドが舞台の映画「雪の華」を見てきました。
少し前からフィンランド政府観光局や、フィンランド情報を伝えるSNSで映画の情報が出ていたので、その風景の美しさに癒されに行きました。

フィンランドのシーンは夏と冬両方あり、日本国内のシーンもおしゃれなカフェなどが多く、インテリアも見応えのある映画でしたよ!今回は映画の中にでてくる「あの場所」について書きたいと思います。

「雪の華」の映画に出てくる冬のフィンランド

私はフィンランドは2回訪れているのですが、学生時代に訪れた1回目は冬、数年前に訪れた2回目は夏でした。
映画の中で主人公が「赤いオーロラが見たい」と願うのですが、なかなかその願いは叶いません。
私もラップランドまで行きましたが結局オーロラを見ることはできませんでした。

冬のフィンランド、ロヴァニエミ

フィンランド、北極圏の街ロヴァニエミ

最初にフィンランドに訪れたのは二十数年前(もうそんな昔!)の2月頃。
2週間くらいは滞在していたと思うのですが、その期間いつもなんとなく薄暗くて、なんとなく曇っている。
雪はそれほど多く降るわけではないけれどずっと雪がある、という印象でした。

確かに雪が降っている日もほとんどなかったですね。

太陽の光を望むからこそ生まれる空間

私はそのいつもどんよりと曇っているフィンランドで、アアルトの建築と出会いました。

セイナヨキの教会。

セイナヨキの教会

誰もいない、灯りもついていない、平日の静かな教会だったのですが、高窓から差し込む自然光の柔らかさと温かさ。
その自然光が差し込むことで、存在感を増す十字架。

特別な装飾が施されているわけではない教会。
建築空間にあれほど感動したのは初めてだったと思います。

北欧のインテリアは太陽の光を望む空間。
冬のフィンランドに訪れたので、そのインテリアに惹かれたのかもしれません。

「雪の華」の映画に出てくるあのシーン

トナカイを食べる

「あなたが今食べているのがトナカイよ」
というヘルシンキのディナーのシーン。

トナカイ、食べました。
写真はサンタクロース村のトナカイ。彼らを食べるわけではありません(笑)

海外に行くと何の肉を食べているのかよく分からないことはあります。
スペインで食べていたパエリアの肉はうさぎだと知ったときは呆然としました(笑)

サンタクロース村のトナカイ

「雪の華」の映画に出てくるヘルシンキ

旅のはじまりは、ヘルシンキ中央駅

ヘルシンキからラップランドのレヴィに向かうシーンで登場するのがヘルシンキ中央駅。
終着駅なので、ここから旅がはじまる、と感じる駅ですね。

ヘルシンキ中央駅

私は「終着駅」が大好きです。
ヘルシンキ中央駅周辺では買い物にも困りませんし、天井の高い空間を楽しめます。
改札があるわけではないので、旅に出るわけではなくてもホームのカフェでコーヒーを飲む時間も最高ですよ。

(ちなみに私はユヴァスキュラまで旅をしましたが!)

夏のヘルシンキの市場は色鮮やか!

二度目にフィンランドに訪問した時は夏だったので、蚤の市やマーケットが開催される土日にヘルシンキ滞在日を押さえました。

青空マーケットは花やベリー類が溢れて、とても色鮮やか。
蚤の市では布やボタン類などの手芸用品や、食器などを買いました。

ハカニエミマーケットのベリー

冬の色の少ない風景とは対照に、本当に色鮮やかな夏の青空マーケットでした。
写真は土日だけ開催している屋外のハカニエミマーケット。

「雪の華」の映画でも市場でベリーを食べているシーンがとても良かったです。

トラムで移動するのが楽しいヘルシンキ

夏のヘルシンキのトラムに乗る二人。
やはりヘルシンキはトラムに乗って移動するのが楽しいです。

ヘルシンキのトラム
ヘルシンキ大聖堂

ロケ地に行きたいキャンペーン

2月17日まで、映画「雪の華」の公式サイトで、ロケ地に行きたい!ロケ地マップキャンペーンを開催しています。

フィンランド、行きたーい!!

先ほどのベリーのシーンに投稿してみました。

映画を見た後に、まず、冬のフィンランドと夏のフィンランド、次はどっちにいこう?と思ったほど本当に行きたくなりました。

このキャンペーンで当たると夏ツアーに行けるようです(笑)

日本フィンランド外交関係が100周年とのことで、今年は北欧イベントが盛りだくさんだと思います。
3月には埼玉県飯能市にムーミンバレーパークがオープンしますしね。

青と赤の世界

フィンランドに訪れてインテリアで特に印象に残っているのが「青」でした。
海と空の「青」。
冬の屋外の風景も、なんとなく青い。

それに対して、この映画では「赤」のインテリアが印象に残りました。
青と赤の対比があるから、赤が引き立つ、という感じでしょうか。

トナカイを食べる、と言われていたディナーシーンでもインテリアの赤が特徴的でしたし、ヘルシンキで滞在する宿のロビーの椅子も赤でした。

ヘルシンキのアパートメント
ヘルシンキのホテルのテーブル

そういえば私が泊まったヘルシンキのアパートメントも椅子やテーブルが赤でした。

主人公が着ているコートやストールも赤でした。
これは主人公が見たいという赤いオーロラとの関連だと思いますが、その赤と青の対比がとても美しかったです。

映画「雪の華」、ストーリーだけでなくフィンランドの風景もインテリアも葉加瀬太郎さんの曲や中島美嘉さんの歌も楽しめる映画なのでオススメですよ!

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