都市部の住宅密集地に建てた新築住宅「インナーテラスのある家」。家事動線を短くして、片づけやすい収納を多めに確保しました。
部屋干しができる「インナーテラス」があるので洗濯がとても楽にできます。風通しが良く、室内干ししないときはお子さまが遊べる空間にもなります。リビングや寝室などのリラックス空間を交通量の多い道路側から離し、音や視線を遮断し、都市部の住宅とは感じられない静かで落ち着いた住まいになりました。
「インナーテラスのある家」の設計の特徴
家事ラクになる室内干し空間
共働きで、かつアレルギーを考慮して洗濯物はほぼ室内干しというご家族。洗面所とトイレの前にゆったり日当りの良い室内干し空間をつくりました。洗面所から直に洗濯物を取り出し、電動の「ホシ姫サマ」を使って室内干しができます。
リビングの吹き抜け
道路から少し離れた場所に設け、高めの窓を設けたリビングダイニング。都市部の住宅密集地ですが、静かで落ち着く空間になりました。高い位置にある窓から月が見えることもあるそうです。
ダイニングテーブル周りにたっぷり収納
ダイニングテーブル周りにたっぷり収納があるので、すぐに収納ができて床に物を置かずに済みます。壁面収納の足元にはお掃除ロボットルンバを置けるスペースがあります。
充実したキッチン収納
リビングダイニングとキッチンを一体にしながらもすっきり片付けられるようにキッチン収納を充実させています。キッチン横にはパントリー、ゴミ箱をおけるサービスバルコニーがあります。
お客さまの声
不満とか、使いにくいとか感じるところが全くない家です。子どもに「危ないからそれをしてはいけない」と言うことがなくなりました。
子育てをしていて安心して暮らせる家だと思います。(ご主人)
使い方、暮らし方についてたくさん考えて設計してもらったので使いやすいです。収納にゆとりがあって気が楽ですし、キッチンがとても使いやすくて、お友達が来ても料理や片付けをしながら自然にお話したり対応したりできます。
特にキッチンのまな板、汚れ物用のスペースはとても良いです。見えて欲しくないものを上手に隠せるし、とても使いやすいです。 収納の寸法など細かく決めた部分だけでなく、デザインしてもらった引き出しも使いやすいので、暮らしてみてからさらに設計の気遣いを感じられました。
また、家のいろんな場所でお気に入りを感じます。寝る前に階段をのぼるときも窓が見え、心地よい吹抜を見ると気持ちが落ち着くので、3階建ての階段も苦になりません。お月見の日も、ダイニングからお月さまが見えました。
あとは風通しがよくて、家の外の車通り、喧騒に対して、一歩室内に入ると静かで落ち着きます。
マンション暮らしの時はシックハウスの影響なのか頭痛に悩んだこともありましたが、この家では全く感じなくなりました。(奥様)
設計概要
所在地 | 大阪市 |
工事種別 | 新築 木造住宅 3階建 |
延床面積/建築面積 | 164.45㎡(49.7坪)/58.17㎡(17.5坪) |
設計・監理期間 | 2011.5~2011.12 |
施工 | 田浦建設株式会社 |
オーダーキッチン | 神戸スタイルキッチン |
造作家具 | 栗原木工株式会社 |
カーテン | ギャラリーヒロタ |
写真撮影 | アサンテ・フォト |
たくさんのお話を重ねていろんなアイディアを盛り込んだ家ができました。洗濯機の横にインナーテラス側からもあけられる扉や、ダイニング収納の跳ね上げテーブルはご主人のアイディアでした。自然素材をふんだんに使っていることもあり、いつ訪問してもとても心地よいお住まいです。