HANSHIN女性応援プロジェクト「Cheerfull*Cafe(チアフルカフェ)」で掲載していた住まいコラムを集めました!
過ごしやすい季節はあっという間に過ぎ去り、暑い夏が近づいてきました。
夏はエアコン効率を良くするために、窓から入り込む熱を軽減するカーテンがオススメ。
今回は機能的、かつインテリアをセンスアップするカーテンの選び方について紹介します。
無難なカーテンは飽きがこない?
カーテンは床や壁などの内装材や家具と比べ、色が豊富。
安価なので、好きな色や柄を取り入れやすいインテリアツールです。
窓ガラスというハードな素材に比べ、カーテンの生地は柔らかいので、カーテンを設けることでやさしく肌感覚の良い空間になります。
さらにカーテンは窓からの冬の冷気や夏の日射熱の侵入を防ぐ効果もあります。
こんなにも長所が多いカーテンなのですが、インテリア相談に訪問すると意外と無難なカーテンを選ぶ家が多いことに気づきました。
汚れやすい白は避けて、部屋が暗く感じられない色。柄があると飽きるので、無難な無地の遮光カーテンに。
しかし、無難なカーテンがインテリアに合うとも、飽きがこないとも限りません。
無難なカーテンではなく、あなたの住まいとライフスタイルに合わせたカーテンを選んでみませんか?
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あなたの家で選びたいカーテンの効果
それでは、まず、今どのような理由でカーテンを使っているか、ブラインドやロールスクリーンを使用する場合も同様に考えてみてください。
また、今使用しているカーテンに不足する機能も考えてみましょう。
- インテリアをおしゃれに見せるため
- 外からの視線を遮るため
- 光を遮るため
- 熱効率を良くするため
機能的に足りないものがあれば、カーテンを変えることで心地良い暮らしに変わるかもしれません。
カーテンを機能から選ぶ
カーテン生地には省エネランク(冷暖房効果)や外からの見えにくさを示す遮像ランク、UVカットのランク、遮光等級などが記載されています。また洗えるカーテン、防炎カーテンなどの記載もありますので、その機能を選ぶとより暮らしに適したカーテンを選べるようになります。
自然光を取り入れながらも外からの視線を遮りたい場合は、レースカーテンの機能を重視します。外から見えにくいミラーレースカーテンや遮像効果のあるレースカーテン(ウェーブロンカーテンなど)がオススメです。
西日が強くて部屋が暑くなる場合は、UVカットや遮熱効果の高いレースカーテンを使うか、厚地で遮光カーテンを使うと良いでしょう。
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カーテンの効果を「誰のために」選びますか?
「遮光カーテン」を好む方が多いのですが、そもそもその「遮光効果」は誰のために選んでいますか?自分や家族のためにカーテンの機能を選んでいると思いますが、他者のためにカーテンを選ぶこともあります。
例えば近接する隣家のため。
・隣家の部屋と向き合って視線が合わないように→遮像、遮光
・隣家に夜間の照明が迷惑にならないように→遮光
・ご近所迷惑にならないよう音を遮るため→遮音、防音
地球温暖化を防ぐため、環境のために。
・冷暖房効率を良くするカーテンを設ける→遮熱、遮光、UVカット
目的が分かるとカーテン生地を選びやすくなりますね。
非遮光カーテンだとコットンや麻などの自然素材を使うことも可能です。
遮光カーテンを使うとお子さんが朝になったことに気づかない、という理由で寝室に敢えて非遮光カーテンを選ぶケースもあるでしょう。
カーテン以外のものを選ぶ
カーテン以外にもロールスクリーン、ブラインド、プリーツスクリーン、シェードなどがあります。
最近はロールスクリーンやプリーツスクリーンにも遮熱効果が高い生地がありますので、窓周りをすっきりさせたいときにはおすすめです。
プリーツスクリーンは厚地を下部に設けることも可能なので、
低い位置は外から見えないようにしたいけれど、高い位置からは光が差し込むようにしたい、という窓に向いています。
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既製品とオーダーカーテンどちらを選べば良いか?
カーテンはインテリアショップやホームセンターなどで扱う既製品と、オーダーカーテンがあります。
既製品に該当する一般的な窓サイズであればどちらでも好みのデザイン、機能のものを選べばOK。
サイズが合わない場合はオーダーカーテンにした方が窓がすっきりして隙間風も減ります。
オーダーカーテンを選ぶと、生地の機能や効果を数値で比較して選ぶことが可能です。
またヒダを少なくして生地量を減らしたり、縫製を工夫しておしゃれに見せるカーテンなども作れます。
コストを抑えたいときはセミオーダーのカーテンを利用するのも良いでしょう。
カーテンの良さを最大限活かして、おしゃれなインテリアに!
あなたの家のインテリアはどのようなテイストですか?
色合いやスタイル、また家具を選ぶ基準を思い出してみてください。
アジアリゾート風なインテリアが好きな方には、ウッドブラインドや麻などの素材感のあるカーテン。
北欧風のインテリアが好きな方には、大柄のカーテンや色のきれいなカーテン。
夏はブルー、冬は茶色というようにリビングなどには季節によって色や素材感を変えるのも良いかもしれません。
また、外から見えにくい家や、遮像効果のあるレースカーテンを使う家では、厚地のカーテンを使わなくてもOK。
カーテンを全く使わない暮らしを選ぶのでも良いのです。
暮らしに必要なカーテン機能を選び、あとは楽しんで生地を選んでみてください。
カーテン選びと住まいについてお悩みがある方は、ぜひインテリア相談にご依頼くださいね。
2019.06.03
HANSHIN女性応援WEB Cheer*full Cafe(チアフルカフェ)2019年6月掲載
現在訪問してのインテリア相談は終了していますが、オンラインでのインテリア相談は可能です。ぜひ、みゆう設計室の「Zoom家づくり相談」をご利用くださいね!