居場所を複数に設けたリビングダイニング
「昭和ガラスの家」のリビングダイニングはキッチンや水回り(洗面所・浴室、トイレ)、本の間や2階に上がる階段とゆるくつながり、ゾーン分けをしているので複数の「居場所」がある空間です。
リビングダイニングキッチンの一般的なスタイルとは大きく異なりますが、建築主の家族にとっての居心地の良い場所をつくりだした空間です。
食卓は座卓。
今の家族の食事やリラックスする暮らしのスタイルを考えると座卓の方が合うということで、将来的にダイニングテーブルを設けることも想定したダイニングスペースを考えました。
軽食はキッチンカウンター、ゆったり過ごすのは庭に面したスペースで
朝食を時間差で食べるときや、軽い食事を食べるときはキッチンカウンターで。
夜にはご夫婦のお友だちが遊びに来て、バーカウンターのような使い方をすることも。
そして、庭に面したスペースは将来的には一人掛けソファなどを置いてゆったり過ごす場所にすることを想定して、リノベーション前のお住まいで使っていたちょっとレトロな照明を下げています。
古い家の思い出を残す空間
ペンダント照明はリノベーション前の家で使っていた扉のガラスで製作しています。
LDKから庭に出る木製建具や上部の欄間は補修し再利用しています。
古い建具だと隙間風が入るので今まではとても寒かったそうなのですが、アルミの断熱雨戸を設けたので寒さは軽減されているそうです。
機能から考えたら断熱機能の高いアルミサッシを入れた方が温熱環境は良くなるはずですが、リノベーション前の家の良い部分を残すことも、心地よい暮らしをつくるひとつの方法だと思います。
他の空間へゆるく繋がるゾーンとテレビ台
キッチンの横には水周りに入る入り口、そして2階に上がる階段への扉があります。
日常過ごす場所の横に水回りがあるので、直接見えないように正面は来客も使えるような手洗いに。
窓を設けて風を通せるようにしています。
ここに以前からお持ちだった木玉のれんがぴったりおさまりました。
2階にあがる階段の前には扉を。
普段は開けていることが多いので、扉からドアハンドルが飛び出さないKAWAJUNの「プッシュプルドアハンドル」を使用しています。
ドアハンドルが飛び出していると引っかかることもありますし、できるだけ広く扉を開けることを考えた金物です。
そして、その間にあるのがテレビ台。
「居場所」となる場所からテレビが近すぎてしまうことを避けるために、この場所に設けました。
家族の暮らし方や、テレビとの距離感を考えて決めています。
本の間があるので、リビングダイニングがすっきり
このリビングダイニングの隣に設けられたのが本の間。
小窓からのぞくこともできますし、リビングダイニングから入ることも可能です。
エリアをリビングダイニングと分けているので、本、PC関連のもの、書類(学校などの書類も!)などを置く場所を「リラックスして過ごす場所」と切り離すことができました。
「昭和ガラスの家」のリビングダイニング、フォトギャラリー
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「昭和ガラスの家」のような家をつくるには
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