「インナーテラスのある家」の主寝室は吹抜けに面していて、小窓をあけるとリビングとつながっています。
吹抜け上部の窓を開けると風が流れるよう配慮してあります。
高い位置の窓
主寝室の窓は高めの位置に。
近接したお隣の家と目線が合うことのないように計画しています。
一般的な窓はもう少し低い位置に設けられます。
お隣の家の寝室と窓位置が近接してしまっても窓を高めの位置にしておけば視線が合う、中が見えてしまう、ということはありません。
自分たちが見られることも、お隣が見えてしまうということも良くないので、お互いの気遣いとして窓位置の調整は大事だと思っています。
また、窓を高い位置にすることで壁の部分が増えて落ち着く空間になります。
扉の上には間接照明。やわらかい明かりでリラックス空間を作っています。
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やわらかいレースカーテンの寝室
カーテンはやわらかい雰囲気の樹木柄レースのみ。
もともとカーテンの無い暮らしがしたいということでしたが、他のみゆう設計室の事例を見てカーテンで室内の印象がやわらかくなると感じられたようです。
ガラスは冷たくて固い素材なのでガラス面が大きいとクールな印象が強くなります。
木製のサッシであったり、窓周りのファブリックの印象、窓周りの素材でそのクールな印象を柔らかくすることが可能です。
寝室と一言で言っても、その寝室で休日一日ゆっくり過ごしたい、という方もいます。
寝室で本を読むのが好きという方や寝室は本当に寝るだけ、という方もいます。
その使い方によって、インテリアの印象を変えると良いと思います。
2方向アプローチのウォークインクロゼット
寝室からウォークインクロゼットの扉は物の出し入れがしやすく、寝室に扉分の軌跡スペースが無くても大丈夫なように引戸にしてあります。
このウォークインクロゼットは、2階の階段を上がってすぐの廊下からも入れます。
つまり2階で干した洗濯物を持ってきて、すぐウォークインクロゼットに収納できます。
また、廊下からの扉正面には小さな窓もあり、クロゼット内にも風が通るよう配慮してあります。
正面に鏡を設けているので、服装のチェックも可能。
一面はハンガーパイプを渡し、一面は可動棚を設けています。
収納するものの種類、バランスが変化しても、その変化に対応できる収納方法にしてあります。
階段室側からウォークインクロゼットに入れることで、少し収納量は減っています。
収納量が減ること以上に風通しが良い、書斎スペースで集中して作業するときに家族が寝室へ行き来できるサブの通路となるというメリットを選んだ間取りです。
「インナーテラスのある家」のような家を建てるには
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