等身大の暮らしが、お気に入りで心地良い。女性建築士の住まいコラムスタートします!

わたしサイズの住まいと暮らしづくり~チアフルカフェ

HANSHIN女性応援プロジェクト「Cheerfull*Cafe(チアフルカフェ)」で掲載していた住まいコラムを集めました!

あなたにはお気に入りの「おうち時間」がありますか!?

朝、コーヒー豆をひきながら、お湯を沸かしている時間。
夜ゆっくりお風呂に入って好きな音楽を聴いている時間。
家事がすべて終わって、日が差し込むソファにひとりくつろぐ時間。

日々のちいさな出来事を、たいせつに思える暮らし

日々のちいさな出来事を、たいせつに思える暮らし

日々のちいさな出来事を、たいせつに思える暮らし。

素敵なインテリアの写真は大好きだけれども、自分の暮らしはインテリア雑誌とは程遠い、と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

でもね、自分にとって一番心地良い暮らしは、自分と家族の暮らし方の中にあるのですよ!

改めまして、Cheer*full Column「住まいとインテリア」のコラムを担当することになりました、一級建築士事務所みゆう設計室代表の女性建築士中川由紀子と申します。
阪神沿線で暮らし、住宅設計の仕事をしている2児の母です。

等身大の暮らしが、お気に入りで心地よい。
そんな住まいと暮らしをつくるために役立つコラムを書いていきたいと思っています。

家族の暮らしに合わせた住まいのかたち

家族の暮らしに合わせた住まいのかたち

「家づくり」「インテリアづくり」をするとき、何から始めたら良いか分からない、という方も多いかもしれません。デザインや間取りから始めるのも良いと思いますが、私が住宅設計をするときは「家族の暮らし方への思い」を聞きだすことから始めます。

そうすることで、家族の生活にフィットした住まいをつくることができるのです。

心地良く、家事や育児へのストレスを感じない。
むしろ、家ですごす時間が、とても満足感を感じる時間になります。

家事の仕方も人それぞれ。
育児の仕方も人それぞれ。

夫婦でも家事の仕方が異なるのですから。

「既製品」を買う、という文化が根付いてから、家も既製品を買うものだと思われがちです。
インテリアにおいても既製品の家具やインテリア雑貨を組み合わせてつくるものだと思われています。
でも、環境や家族構成、家族との関わり方はそれぞれ異なりますから、住まいと暮らしのかたちはただひとつ、その家族だけのものになると私は思っています。

流行に影響されない、暮らしに合う色合い・素材

流行に影響されない、暮らしに合う色合い・素材

住まいもインテリアも流行があります。
ただ、一般的なお住まいでは流行に合わせてインテリアを全て変えるということは難しいと思います。
そうすると、床材、壁材、家具などを「無難で飽きのこない」色や素材で選択される方が多くなります。
これでは少しもったいないですよね。

やっぱり選ぶ上で一番優先してもらいたいのが素材やかたちの「好み」です。
夫婦で一致しないこともよくあります。

写真の「森を望む家」では、アメリカンヴィンテージが好みのご主人と、北欧が好みの奥様が、お互いの好みにも合わせられるバランスの素材を選んでデザインしています。
お互いが好みを集めていくことで、次第に双方の好みに合うものを見つけられるのです。

その他に、「使い方」
床材で言えば、お掃除の仕方・頻度、持っている家具の種類、お子さんの年齢などの条件によって選ぶものが変わります。
ホコリが見えにくい床が良い人と、すぐにお掃除できるようにホコリが見えやすい色の床が良い人がいます。
お子さんが小さいのでお手入れしやすい方が良い人と、素材がやさしい方が良い人がいます。
それも「家事の仕方」、「家族との関わり方」次第です。

あなたらしい住まいが、とても素敵で心地良い

あなたらしい住まいが、とても素敵で心地良い

心地良い暮らしをつくるためには、やはり「片づけにくい」「収納できない」「家事動線が悪い」などという住まいの悩みも解消していく必要もあります。
それらも、自分の片づけ方、得意な収納方法、家事の仕方によって悩みの解消の仕方が変わります。
収納のノウハウを学んでも、自分のやり方に合わせないと、結局上手に収納できないのです。

暮らし方のルールは自分の中にあります。
みゆう設計室では女性建築士の目でアドバイスをする「インテリア相談」を行っていますが、お話をしてみると、皆さん意外と「固定概念」にとらわれていることに気づきます。

自分たちがどんな暮らしをしたいか見つめなおしてみると、自分たちの家の基準が見えてきますよ。
一度その基準をみつけると、その家に合わせると良いものが分かるので、変化も楽しめるようになります。

そうやって、自分らしい暮らしを見つけて楽しむことが、とても魅力的な暮らし方なのだと思っています。

今後、このコラムの中で、阪神沿線で「素敵な暮らしをしている女性」、「素敵な暮らしづくりを支える女性」、さらに、「住まいの悩みを解消したい女性」も紹介していきたいと思っています。
我こそは!という方がいましたら、ぜひ、お問合せくださいね!!

Photo/asante photo「森を望む家」 設計:一級建築士事務所みゆう設計室

2016.04.01
HANSHIN女性応援WEB Cheer*full Cafe(チアフルカフェ)2016年4月掲載

みゆう建築士
みゆう建築士

2016年4月~2024年3月に阪神電気鉄道の「HANSHIN女性応援プロジェクト」のホームページ、Cheerfull*Cafe(チアフルカフェ)住まいコラムを担当させて頂きましたHANSHIN女性応援プロジェクト終了に伴い、8年間にわたり書いてきた住まいコラムはみゆう設計室のホームページに掲載させていただくことになりました。

一級建築士事務所みゆう設計室

〒658-0053
神戸市東灘区住吉宮町3-14-13-201

Tel 078-855-7860