理想の間取りを作るには!?~人気の家事ラク間取り3選

わたしサイズの住まいと暮らしづくり~チアフルカフェ

HANSHIN女性応援プロジェクト「Cheerfull*Cafe(チアフルカフェ)」で掲載していた住まいコラムを集めました!

私は間取り相談という業務も行っていて、Instagramの「みゆう間取り相談室」のフォロワー数が1.3万人を超えました。今まで暮らしやすく、家事がしやすい家を設計してきましたが、今までこれほどたくさんの人が間取りに悩んでいるとは知りませんでした。

注文住宅を建てれば理想の間取りの家ができると思っている人も多いのですが、「理想」が何なのか明確でなければ理想の家は作ることができません。今回は理想の間取りを作るコツと、人気の家事ラク間取りの実例をご紹介します。

暮らしを紐解く

暮らしを紐解く

「理想の間取り」を作るには自分たちの暮らしを紐解くことが大事です。以前は家を建てる上での優先順位を決めることが大事だと思っていたのですが、それ以上にどんな暮らしをしたいか、どのような家族の関わり方で生活していきたいか、ということの方が暮らしやすい間取りに繋がると気づきました。

例えば「リビングのソファでくつろぐ」という点においても、3人掛けソファでごろんと横になりたいのか(その場合横になるのは1人のみ)、家族3人で並んで座ってテレビが見たいのか、ソファに座って本を読みたいのか、その具体的なイメージ無しには「理想の」居心地の良いリビングは計画できないと思っています。

片付けやすい家が作りたいのなら、何が片付かなくて困っているのか、それをどこに片付ければ「片付けやすい」と感じるのか。どのような暮らしが理想なのかを知れば、「理想の間取り」を作ることができます。今の家での暮らしで何が不便だと感じているか、どのように変わったらより暮らしやすくなるのか一度考えてみてくださいね!

次に、みゆう間取り相談室でご提案した人気の間取りを3つご紹介します。

【実例1】テレビ裏収納のある間取り

テレビ裏収納のある間取り

1つめはリビングの壁掛けテレビの後ろに収納空間がある間取りです。テレビ裏収納が便利なだけでなく、キッチンのすぐ横にランドリールームとしての家事室があり、家事室に近接して日常着用のファミリークローゼットがある点が人気です。

LDKはあまり広くないのですが、収納する場所、家事をする場所をしっかり確保しているので、リビングダイニングはすっきりと片付き心地よく過ごせます。

【実例2】家相の良い間取り

家相の良い間取り

2つめは家相の良い方位に玄関がある間取りです。この間取りの特徴は家相の良さだけでなく、2階のバルコニーの手前に室内干しスペースを確保しているところです。ハンガーにかける衣類は室内干しスペースにかけて、乾いたら2階のウォークインクローゼットにハンガーのまますぐに片づけられます。

【実例3】ファミリークローゼットがある回遊動線の間取り

ファミリークローゼットがある回遊動線の間取り

3つめは玄関からリビングに入る動線だけでなく、洗面所経由でLDKにも入れる回遊動線の間取りです。洗面所の横には日常着用のファミリークローゼットがあります。帰宅してすぐに手洗いうがいもできて、衣類をリビングダイニングに持ち込まなくても済む間取りです。

家事ラク間取りの家を作るには

家事ラク間取りの家を作るには

今回ご紹介した間取りは相談者さんの暮らしに合わせた間取りです。どのような暮らしがしたいか、掘り下げることでこのような家事ラク間取りが作れました。
家事ラクな間取りを作るには、自分から暮らしやすさを考えることからはじまります。ただ、どんな間取りにしたら自分たちが暮らしやすいか、自分たちだけで考えるのは確かに難しいのかもしれません。そのような方たちに間取り相談を利用してもらっています。

理想の間取りを作りたい、という方は、みゆう設計室が運営している「みゆう間取り相談室」ぜひご利用下さいね。今回紹介した間取りのさらに詳しい説明や、その他たくさんの間取りをホームページにて公開しています。

2023.08.01
HANSHIN女性応援WEB Cheer*full Cafe(チアフルカフェ)2023年8月掲載

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