「コラベルがある暮らし」のダイニングにはコラベルというモロッカンなタイルを貼った壁面に収納を設けました。
ダイニングではありますがご主人のワークスペースでもあり、ダイニングとワークスペースの機能を満たすデザインになりました。
最終的には1種類貼りに至ったコラベルの壁
形に関してはあまり悩むことのない壁面収納でしたが、OPEN部分に貼られたコラベルという名前のタイルと、キッチンの開口部壁のセルフペイントの色、さらにキッチン背面収納につながる色でかなり検討をしました。
奥様がグリーンが好きで、コラベルも当初はグリーンを入れる予定でした。
ここで登場したのがデスクで使用する「椅子」
あたらしい椅子をご主人が新調されたとのことで、その色を伺うと「赤」
うーん。これはグリーンが合わなくなるかも・・・
ということで考え抜いた先に出てきたのが「霞色」のキッチン背面収納。
さらに、コラベルもベージュ単色、というシンプルな選択に行きつきました。
色を組み合わせた利用をすることが多いコラベルというタイルですが、単色でも焼きムラがあるので白とベージュが混じりあったように見えます。
そして、目地をベージュにして上品なタイルの壁になりました。
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見せる器はガラスの框戸の中に
この収納のあった場所にはもともととても上品な食器棚が置かれていました。
その食器棚に置かれていた器はそのままガラスの框戸に入れて見せるように、それ以外の日常使いのものをフラッシュ扉の中に収納しています。
この壁面収納を見ると「見せる部分」に目が行きますが、食器以外にも文具、書類、PCの周辺機器なども収納できるよう、吊戸棚も両端はフラッシュ扉。下部は上段が引出で、下段は開き扉で書類や小物などを収納できるようにしてあります。
また、隣り合ってご主人のワークスペースがありますので、そのデスクに合わせて収納部分をOPENにしています。
OPENにしている部分はケーブルの配線やゴミ箱置場にできるように計画しました。
キッチンとの間の壁はセルフペイント
キッチンとの間の壁はF&BペイントのElephant’s Breath (エレファントブレス)という色をセルフペイントしました。
私もお手伝いしましたが、基本的に建築主ご自身でペイントを楽しまれていました。
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