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あなたはどんな本を読むのが好きですか?あなたの家族は、どんな本を読むのが好きですか?
「家族共有の本棚が欲しい」
「書庫が欲しい」
というご要望は多いです。やはり本の整理や管理ってちょっと難しいのかもしれませんね。今回は本を整理しやすく、読書時間を楽しめる家族共有本棚のある家づくりについて紹介します。
本は形や色、内容の種類が多いので本棚の設け方は難しい
本と言ってもビジネス書が多い方もいますし、子どもの絵本が多い方もいますし、マンガが多い方、小説が多い方もいます。形も表紙・背表紙の色もそれぞれ違いますし、内容の種類もたくさんあります。
家族の本を合わせるといろんなジャンル、いろんなスタイルの本になりますよね。
おしゃれな本をたくさん並べるのは素敵なインテリアになります。でも必ずしもおしゃれとは限らない、取扱説明書などの書類、カタログ、自分の好みではない家族のマンガもあると思います。本の収納は集約したいけれど、すっきり収納したい場合は下記のような本棚を作ると良いと思います。
- 「過ごす場所」とは別の場所に書庫を設ける
- 「過ごす場所」に置きたいから、工夫した本棚を設ける
- パブリックゾーンとプライベートゾーンの間に本棚を設ける
それでは、実際に設けた本棚や書庫についてご紹介します。
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「過ごす場所」とは別の場所に書庫を設ける
「昭和ガラスの家」の本の間。
たくさん本がある家で本の管理ができていないことと、図鑑などをもっと手に取りやすくなるといいな、というご要望でした。本が過ごす場所の近くにある方がいいけれども、整理しやすいように。
そのご要望は、LDK横に設けた本の間で解決しました。
デスクスペースや書類管理もできるようにしたので、ダイニングに書類・本が置かれることが減ったそうです。
「過ごす場所」に置きたいから、工夫した本棚を設ける
「心華やぐ家」もとても本の多い家でした。
それも処分ということが考えられず、どの本にも思い入れがあるので近くに置いておきたい。そこで、なんと3,500冊を超える本を収納できる本棚を計画しました。
引き出しの中には文庫、新書を入れ、上部吊戸棚内はハードカバーの本を収納。一度本の種類と数をカウントしてもらいました。とても大変な作業だったと思います。
でもその作業のおかげで実は重複していた本もあったそうです。計画時よりも本のスペースに余裕があり、本を眺めて過ごす毎日も楽しいとのことですよ。
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パブリックゾーンとプライベートゾーンの間に本棚を設ける
リビングダイニングに本を持ってくると本がごちゃごちゃして落ち着かない、と言われる方もいます。
でも、できれば家族で本を共有したい。そういうときは、家のパブリックゾーン(LDK・玄関)とプライベートゾーン(個室)の中間領域に本棚を設けると良いでしょう。
中間領域にセミリビングを設けたり、広めの廊下を設けて本棚を設けるのがおススメ。広めの廊下があると洗濯物の部屋干しをしたり、ちょっとそのスペースで読書することも可能です。
家族が知っている世界を知ることができる本棚
どのような本棚を設けるとしても、家族で本を共有することって素敵だと思います。
家族が持っている、家族が知っている世界を知ることができるから。家族の本だからこそ、自分の好きなジャンル以外の本を手に取る可能性が高くなります。興味の幅が広がるので、子どもの成長の上でも家族の共有本棚って良いみたいですね。
また、オープンな風通しのよい部屋に本棚を設けることで、本の防腐剤やカビの影響も避けられます。日に当たることでの焼けが気になる時はUVカット効果のあるガラス扉を設けると良いでしょう。
どんな本を置いて、どんな本をこの空間で読むのかな・・・。そんな風に本と向き合う家族の姿をイメージしながら、本のある空間をデザインしていきます。
この記事で紹介したみゆう設計室の設計事例