この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
子育て家庭はベビーカーや外遊び用の道具、スポーツやキャンプ用品など玄関に置きたいものがたくさん。また、子どもが靴を脱ぎっぱなしで玄関がすっきりしないと悩む人も多いようです。
気持ちよく一日を過ごすためにも玄関はすっきり整えておきたいですよね。
そこで、家族用玄関をメイン玄関の横に設ける事例が増えています。今回は、みゆう設計室で設計したウォークスルーシューズクローク、家族用玄関の事例を紹介します。
ウォークスルーシューズクローク(家族用玄関)とは
靴用に限らない玄関収納全般のことをシューズクローク、シューズクローゼット(SCL)、シューズインクローク(SIC)、玄関土間収納など示しますが、その中で、靴を脱いで室内に上がれることができる玄関収納空間をウォークスルーシューズクロークといいます。
ウォークスルーシューズクロークはメインの玄関を通らずに室内に入ることができるので「家族用玄関」とも呼ばれます。ベビーカーやコート、ヘルメットなども置けると動線上で片付けができてとても暮らしやすい間取りになります。
この間取りのメリットは、日常使いでは家族はウォークスルーシューズクローク内で靴を脱ぐので、土間に靴が出ていてもメイン玄関はすっきりした状態を維持できる点です。また、シューズクローク内でオープンの靴用棚を設けられるので扉などの開閉をしなくても一目で靴を探せます。
小さなお子さんのいる家庭では、土間に靴を置いている家も多いと思います。ウォークスルーシューズクロークがあれば、家族の靴が出ていてもメイン玄関はすっきりしていますし、オープンの靴棚であれば子どもでも靴を片付けやすいですよね。ランドセルを玄関に放置して困る、という場合はウォークスルーシューズクロークにランドセル置き場を作るのも良いでしょう。
それでは、みゆう設計室が手掛けたウォークスルーシューズクローク、家族用玄関の実例を6つご紹介します。
いえづくりレシピをプレゼント!
ウォークスルーシューズクローク(家族用玄関)の実例6選
【実例1】 ライフスタイルに合わせて収納を変化させる
メイン玄関の土間から家族用玄関に入って、家族用玄関で靴を脱いで玄関の上足エリアに出てこられるウォークスルーシューズクローク。上足エリアには洗面台もあるので、帰宅してすぐに手洗いうがいができる間取りです。
お子さんの成長段階によって収納する物の種類や量が変わることを想定して、棚を工夫した玄関収納です。
上部には長い物、大きい物も収納できるように横の仕切りが無い固定棚を設け、下部はベビーカーを置けるエリアと靴を置けるエリアに分けています。靴側の棚は靴の数が増えてきたら手前側に棚を足せるようにしてあります。ある程度変化に対応できる玄関収納にしておくことで、その時々の使いやすい収納に作り替えることが可能です。
【実例2】 コンパクトながらもコートやバッグもたっぷり収納
コンパクトなスペースでありながら、玄関で収納したい物は全てすっきりおさまるウォークスルーシューズクローク。収納量を確保するコツは通路の両側に奥行の異なる収納を設けることです。
通路の右側は奥行の浅い靴用の棚、左側はコートやバッグ、少し大きめのものを収納できるようにしてあります。このウォークスルーシューズクローク(家族用玄関)を入るとすぐ横に手洗いと子ども部屋があります。コートをぬいで、手を洗って、ランドセルを収納できる帰宅動線の良い間取りです。
【実例3】靴を脱いでから入る、上足エリアの玄関収納
シューズクロークというと玄関土間収納をイメージされる方が多いと思いますが、最近はスポーツ用品やバッグ、コートや電動自転車の充電など、様々なものを収納したいという要望も多く、自転車やベビーカーなどを置く必要のない家庭の場合は上足エリアにウォークスルーシューズクロークがあっても構いません。
こちらの事例ではもともと土間収納としてウォークスルーシューズクロークをご提案していましたが、室内から荷物を取りに行きやすい方が良い、上足エリアの方がお掃除しやすいので良いということで全て玄関収納を上足エリアに設けています。その分玄関には小さな下足箱を設けました。
【実例4】 パントリーに上がれるウォークスルーシューズクローク
もともとお風呂と洗面所があった場所を土間収納+パントリーに作り替えたリフォーム事例です。
土間収納の目的は屋外で着用していたコートをかけて、その場で手洗いができるようにすることでした。独立した土間収納でも良かったのですが、その隣にパントリーを設けたので、買い物から帰宅したら荷物を持ってパントリーに運び、手洗いうがいをしてから室内に入ることができる、家事ラクな帰宅動線の間取りとなりました。
【実例5】 造作家具で玄関を仕切り、収納の定位置を作る
リフォームで玄関にシューズクロークを作った事例です。少し広めだった玄関を活かして、間仕切り収納で玄関を分割した空間をシューズクロークにしました。
入口と出口にはロールスクリーンを設けているので、来客時には収納を隠せます。
もともと引き戸タイプの下足箱が不便だったようで、一目で靴が見える玄関収納になってとても喜ばれました。
【実例6】 階段下のデッドスペースを利用した土間収納
階段下を利用して家族用玄関、土間収納を作った事例です。
階段下にはコートやバッグを収納。土間に靴を置いたまま家に上がっても大丈夫な家族用玄関です。日常使いの靴以外はメイン玄関の下足箱に収納します。
家族用玄関から上がって正面には手洗いがあるので、帰宅したらすぐに手洗いうがいができる「安心できる間取り」の家です。
まとめ
ウォークスルーシューズクローク(家族用玄関)を設けると、玄関がすっきりして子育てファミリーも安心できますね!特にみゆう設計室ではウォークスルーシューズクローク近辺に手洗いを設ける事例が多く、帰宅して手洗いうがいができることにとても喜ばれます。コートや靴を脱いでバッグを片付けて、その後すぐに手洗いうがいできると安心です。またマスクや消毒薬などもウォークスルーシューズクロークに置くと、出かける時も楽ですね。
- 玄関横に家族だけが出入りできる家族用玄関、ウォークスルーシューズクロークがあると片付けが楽
- メイン玄関がすっきり!
- ベビーカーやキャンプ用品など、入れるものに合わせて収納サイズを決めると良い
- 将来の使い方も想定して、変化に対応できる収納にしておく
- 全て土間ではなく、上足エリアに玄関収納を設けてもOK
片付けしやすい、収納力を確保したウォークスルーシューズクローク(家族用玄関)のある家を女性建築士に設計してほしい!という方は「みゆう設計室」へお問合せください。
また、もう既に家づくり計画中で間取りのセカンドオピニオンをしてほしい!という方は「みゆう間取り相談室」にて相談依頼をしてくださいね。
この記事で紹介したみゆう設計室の設計事例